2012年11月2日(金)~3日(土)の2日間、福島県福島市のNPO「花見山を守る会」のボランティアに個人で参加してきました。
「花見山を守る会」は文字どおり花見山を守る目的で、2005年4月に発足し活動をしています。2011年3月11日の東日本大震災以降は、復興支援活動に注力しています。
かつて花見山では地主の方が花木を栽培、販売して生計を立てていたのですが、跡取りがなく、手付かずの藪になってしまったそうです。それを「花見山を守る会」が地主の方の許可を得て整備し、守っておられます。現在は、遊歩道を作り、桜、菜の花、チューリップ、スイセンなどを植える作業を行っています。これは、避難生活をなさっている方に足を運んでいただき、少しでも喜んでいただこうと、来春の完成に向けて急ピッチで進めているものです。私が訪問した2日間は、花見山にチューリップの球根を植える活動を行いました。
1枚目の写真の上の方は、手付かずの藪です。今後、刈払機で草を刈り、重機で道を作り、花を植えます。
もともとは藪だった場所。このように遊歩道が作られていきます。
道に迷わないように、至るところに案内地図が立てられます。
休憩中に花見山を散策しました。2012年7月にkfop「福島4便」で植樹した桜がきれいに並んでいます。
季節はずれに桜が咲いていました。桜のことは「花見山を守る会」スタッフもずっと気にかけていたとのこと。
奥に見える街並みは福島市街です。さらに奥は吾妻山(あずまやま)。
11月2日(金)、福島市は今シーズン一番の寒さで、吾妻山に初雪が観測されました。
この帽子をいただきました。
「花見山を守る会」では多くのボランティアを募集しています。どなたでもできる作業ですし、自分が植えた花々を来春に見に行く楽しみもあります。ご関心のある方はぜひともご協力いただければと思います。
◇番外編◇
11月4日(日)には、福島市飯坂温泉街で開催された「湯のまち飯坂・茂庭っ湖マラソン」に参加しました。福島駅より飯坂電車に乗って22分、飯坂温泉駅より「パルセいいざか」という観光施設で受付をし、シャトルバスで「茂庭っ湖」(もにわっこ)というダム湖に行きました。この周辺は紅葉が真っ盛り。山深い風景を楽しみながら温泉に入る楽しみがここにはありました。
メイン会場、右側に見えるピンクのジャンパーは高校生ボランティアです。他にも多くの高校生がボランティアとして運営をサポートしていました。
完走賞には大きなバスタオル。これで飯坂温泉に入るといいですね。
【後記】
今回、マラソン大会に出場するために福島を訪れる予定を立てたのですが、“待てよ、せっかく福島に訪れるのだから、何かしよう!”と思い立ち、NPO「花見山を守る会」でお手伝いをさせていただきました。どこの地域でも叫ばれていますが、ボランティアの数が急激に減っている現実があります。私のように動機は何でもかまいませんので、東北へ足を運んでいただき、無理のない範囲でできる支援を続けていただければと思います。
鈴木浩二(代記:東)