財団法人 神奈川県建築安全協会が主催する『失われた街 3・11のための「記憶の模型」展』関連トークイベント(全4回)最終回に、スタッフの山内さんが登壇しました。神奈川県建築安全協会様は、東日本大震災およびこれに伴う原子力発電所事故に対する復興支援活動に取り組む神奈川県内の災害ボランティア団体等を応援する被災地復興支援活動支援金事業をはじめとして、さまざまな公益目的事業を推進されています。
〔トークイベント概要〕
日時 2012年12月14日(金)18:00~20:00
事例報告1 かながわ東日本大震災ボランティアステーション事業の活動 小野尚子 氏[かながわ東日本大震災ボランティアステーション]
事例報告2 サポートチームGの活動:市原信行 氏[サポートチームG]
事例報告3 かながわ「福島応援」プロジェクトの活動:山内淳 氏[kfop]
事例報告4 横浜南部市場共栄会の活動:大川貴志 氏[横浜南部市場共栄会]
コーディネーター:塩沢祥子 氏[かながわ東日本大震災ボランティアステーション]
〔内容〕
かながわ「福島応援」プロジェクトの概要、活動実績、今後の活動予定を説明させていただきました。私たちがkfopを立ち上げる以前は、当初は有志が自家用車数台で福島市内の除染ボランティア活動に参加していました。さらに継続的に活動するため、2012年1月11日にkfopを立ち上げました。福島県で活動するのは難しい面も多いのですが、月1台のペースでボラバスを出しています。
同時に、他団体と連携しながら、神奈川県内での避難者交流会や、(神奈川県弁護士会の協力を得て)弁護士相談会などの活動も行なっています。東北3県から神奈川県への避難者は現在約2700人、自主避難者を含めると約3000人と言われていますが、特に、福島県からの避難者は「福島から来た」と言いづらいと話す方もおられ、元々のご近所同士でも誰がどこに避難しているのか互いに知らないケースも多いのが実情です。そのような方々の力になれればと考えています。他にも、福島を応援する活動にはさまざまな形があり、観光や買い物で支援することもできます。
kfopとして伝えたいのは、「福島がすべて危ないわけではない」、「福島から避難されている方を温かく迎えたい」、「色々なご意見はあるが、自分たちにできることがあればやりたい」ということです。
(記:東)