2022.06.23-24 福島154便(福島訪問#1)報告

2022年度の期初計画および企画審議に基づき、2022年度 第1回目の現地訪問を実施したので報告する。

 

■概要

 

(1)訪問日程:2022年6月23日(木)~24日(金)

(2)訪問者:渡辺、東

(3)訪問先:7か所(6/23 楢葉町 髙原様、ならはみらい、木戸川漁業協同組合、富岡町役場、まちづくりなみえ、6/24 大熊町役場、おおくままちづくり公社)

(4)立寄先:浜通り地域デザインセンターなみえ、道の駅なみえ、とみおかアーカイブミュージアム、Linkる大熊、地域活動拠点KUMA・PRE

 

■詳細

 

(1) 楢葉町 髙原様

交流施設「ならはCANvas」でお会いして近況をお聞きした。震災以前から和太鼓グループ「ならは天神太鼓うしお会」を主宰されており、その教え子のご縁で神奈川県藤沢市に1年間避難されていた。その後いわき市に転居し、避難解除と同時に楢葉町に帰還された。避難中にできたご縁は今でも続いており、神奈川県内の数団体と交流がある。コロナ禍で対面での交流はできていないが、CANvasを利用したオンライン交流イベントは実施された。

kfopグリーンプロジェクトについてご説明し、楢葉町での実施可能性についてアドバイスを頂いた。

 

(2) 一般社団法人ならはみらい

専務理事 永山様、事務局長 樋田様、移住促進係 係長 平山様、移住促進特任チーム リーダー 山口様、企画事業係 主任 牧ノ原様

当日ご在席だった皆様と名刺交換させていただき、その後、平山様、牧ノ原様と髙原様ご同席のうえ話をさせていただいた。kfopの活動紹介とグリーンプロジェクトの説明をさせていただいた。後日あらためて資料をメールでお送りし、社内で共有していただいた。

 

(3) 木戸川漁業協同組合 鮭ふ化場長 鈴木様

鮎の育成と稚魚放流、鮭ふ化事業など、漁協の主な事業の状況について教えていただいた。

鮭については、この2年ほど太平洋側の各地で不漁が続いている。稚魚の放流数が震災前と比べて圧倒的に少ないので、なんとか継続して増やしていきたいとのお話だった。

 

(4) 富岡町役場

副町長 竹原様、出納課 佐々木様、滝沢様(元 副町長)

富岡町の最近の状況を伺った。kfopグリーンプロジェクトについてご説明し、富岡町での実施可能性についてアドバイスを頂いた。

 

(5) 一般社団法人まちづくりなみえ 渡邉様(移住促進担当)

昨年の視察研修で町内をご案内いただいた菅野さんがご不在のため、渡邉さんにおつなぎいただいた。

一般社団法人NoMAラボが企画した「チーム対抗草刈りバトル」や、浪江町内に新しくできた「浜通り地域デザインセンターなみえ」を教えていただいた。

 

(6) 大熊町役場

町長 吉田様、総務課 秘書広聴係長 宇佐美様

大熊町の状況を聞かせていただいた。2022年6月30日に特定復興再生拠点(大野駅周辺)の避難指示が解除される。

kfopグリーンプロジェクトについては、生活支援課のご担当者をご紹介いただいた。当日は資料をお渡しできなかったが、後日メールでお送りし、課内で検討していただけるとの返信をいただいた。また、KUMA・PRE(後述)をご紹介いただいた。

 

(7) おおくままちづくり公社 事務局長 吉岡様

コミュニティ支援や移住定住支援事業、大熊町の米を使った酒づくり事業などについてお話を伺った。

 

(8) 浜通り地域デザインセンターなみえ

2022年5月28日に日産自動車と東京大学が設立。交通システムの研究や人材育成のほか、まちづくりの支援、活動スペースの提供などをおこなっている。浪江町が最近発表した、浪江駅周辺整備計画の大まかなイメージ図を見せていただいた。住宅などに先駆けて、遊歩道が整備される計画とのこと。

 

(9) Linkる大熊、地域活動拠点KUMA・PRE

Linkる大熊は、大熊町役場の近くに整備された交流施設。多目的ホール、研修室、音楽スタジオ、運動スタジオ、調理室、チャレンジショップ用の調理スペースもある。町民以外も利用可能。温浴・宿泊施設「ほっと大熊」も隣接。

KUMA・PREは、旧 大野病院の隣にUR都市機構が設けた交流スペース。火、木、金、土の10:00~16:00。この時間は、URのスタッフまたは大熊町在住スタッフがいる。トイレが使える。イベント開催が可能。今後、お茶も飲めるようにする。

UR都市機構のスタッフの方と名刺交換した。kfopグリーンプロジェクトについてご説明した。

 

■収支

予算 費用
費目 計画 見直し 費目 計画 見直し 見込み 実績

移動費
(維持管理)

70,000 97,000 電車代 44,000 61,000 0 0
レンタカー代 0 0
高速代 15,000 14,160
ガソリン代 13,000 8,320
宿泊費 20,000 30,000 16,000 15,200
雑費 6,000 6,000 25,000 8,370
合計 70,000 97,000 合計 70,000 97,000 69,000 46,050
  収支 △22,950

以上