2023.09.23 福島176便(長井市稲刈り)個人便 報告

■活動の概要

鈴木酒造店 長井蔵とのご縁で、長井市で行われる「R5さわのはな稲刈り」イベントに参加しました。個人便のため、交通、宿泊とも各自での手配、支払いです。

 

(01)活動日:2023年9月23日(土)

(02)天 気:晴れ

(03)参加者数:3人

(04)移動手段:電車

(05)活動内容:稲刈り、懇親会

(06)活動者数:kfop 3人、ほか多数

(07)立寄場所:道の駅 川のみなと長井、中央会館(懇親会)

(08)特記事項:現地までの交通と宿泊は各自手配、翌日はオプションで酒蔵見学と芋煮会あり

 

■行程

12:30 受付開始、13:30あいさつ、稲刈り~16:00 各自移動(入浴とチェックイン)~17:30 懇親会~20:30 解散(自由行動) 

 

■背景

鈴木酒造店は浪江町で長年にわたり酒造りをされていましたが、津波による酒蔵の流出、原発事故による全町避難を経て、避難先の山形県で、廃業された酒蔵を引き継いで「鈴木酒造店長井蔵」として酒造りを再開しました。2021年3月には、浪江町でも酒造りを再開されています。

長井市では、現地の方々、福島から山形に避難された方々とのつながりで、山形の在来品種「さわのはな」を栽培し、それを原料とする「甦る」という銘柄の酒を造られています。今回、その「さわのはな」の稲刈りに参加させていただきました。今回収穫した「さわのはな」は、乾燥して等級検査を受けた後にR5BY(醸造年度R5)の「甦る」の原料となります。

田植えイベントは、鈴木酒造店、特定非営利活動法人レインボープラン市民農場、きびたき長井甦るの会の共催です。また、やまがたアルカディア観光局も協力しています。レインボープラン市民農場は今年度を最後に解散されますが、代表である竹田さんは来年度以降も「さわのはな」栽培に協力されるそうです。

 

■活動の詳細

集合場所である長井市中央地区公民館で12:30に受付を済ませ、最上川の土手から、実りを迎えた田んぼを眺めながら開始を待ちました。鈴木さん(鈴木酒造店)、竹田さん(レインボープラン)、村田さん(きびたき長井甦るの会)のあいさつに続いて、稲刈りのレクチャーを受けてから、稲刈りに取りかかりました。多くの方が参加されており、スムーズに終わるかと思われましたが、ちょっとしたトラブルが…。今回、手刈りした稲はコンバインにかけてすぐに脱穀するという流れでしたが、なんと途中からコンバインが不調に。直しながらの脱穀では間に合いそうにないため、残りは杭掛けすることになりました。杭掛けするためには、束にまとめてきっちりと結わえる必要があり、少々難しい作業に四苦八苦しました。なんとか田んぼ2枚分は刈りましたが、残りは後日、現地の方々で刈ってくださるとのことでした。

 

参加者は16時で作業終了していったん解散し、それぞれチェックインや入浴を済ませましたが、主催者の方々は懇親会ギリギリまで田んぼの作業を続けておられたようです。懇親会の開始時刻には会場である中央会館に移動して、長井の郷土料理や鈴木酒造店のさまざまな銘柄のお酒で盛り上がりました。

 

来年も「さわのはな」の田植えイベントが予定されていると伺いました。ぜひ一緒に行ってみませんか? 

(報告:東)