2022.05.21-22 福島153便(葛尾村御田植祭)報告

■活動の概要

2022年5月22日(日)、福島県葛尾村の御田植祭が催行された。葛尾村の御田植祭は一般社団法人葛力創造舎(下枝浩徳代表)が企画・開催する田植え&交流イベントで、参加者同士の交流を深め、また葛尾村の自然や歴史にも心をよせる機会として恒例となっている。今年も9:30から神事の後、葛尾村広谷地集会所脇の田んぼで行われた。

 

御田植祭には小学生2人を含む葛尾村の村民の他に、宮城県、岩手県からの高校生ボランティア、巫女を務める学生4人、早乙女役を務める宮城県のボランティア5人など約40名が参加した。例年、田植えや秋の稲刈りにも参加して葛尾村とのつながりを強めているかながわ「福島応援」プロジェクト(kfop)からも3名が参加した。

 

kfopの3人はマスク着用などの感染予防策の他に、新型コロナウイルス感染症のワクチンの接種済み証明書や2週間分の検温記録を提示し、また、PCR検査、抗原検査キットで各自陰性であることを予め確認して参加した。

(活動報告:矢島)

 

(01)活動日:2022年5月21日(土)-22日(日)

(02)天 気:雨のち曇り

(03)参加者数:3人

(04)移動手段:自家用車、JR利用

(05)活動内容:5/21浪江町、富岡町、双葉町の視察、5/22葛尾村御田植祭参加

(06)活動者数:5/22=40人、うちkfop 3人

(07)立寄場所:5/21浪江町請戸小学校、富岡町、双葉町、5/22葛尾村せせらぎ荘 

(08)特記事項:浪江町内のホテル双葉の杜に宿泊

 

■行程

●1日目

8:00東戸塚駅集合~横浜新道川上IC~ 首都高~常磐道 中郷SA(休憩)~浪江IC~12:00道の駅なみえ(昼食)~13:30請戸小学校~15:00宿泊先

※JR利用者はJR夜ノ森駅、双葉駅で途中下車後して現地視察後に16:50宿泊先

●2日目

7:40宿泊先を出発~8:40葛尾村広谷地集会所到着~9:30神事 10:00田植え 12:00昼食~13:00出発~13:20葛尾村せせらぎ荘(入浴)~14:30双葉町産業交流センター〜15:30常磐道 常磐富岡IC~千代田PA(休憩)~守谷SA(給油)〜首都高~20:30横浜新道川上IC~東戸塚駅着、解散 

 

■活動の詳細

 

1日目、自家用車で移動の参加者は、浪江町で昼食の後、震災遺構として保存されている請戸小学校を訪れた。

JRで移動の参加者は夜ノ森駅で途中下車し、サクラ並木やツツジの状況を見た後、双葉町で駅西側地区の新市街地造成事業の進展ぶりを見た。双葉駅東側では建設中の双葉町仮庁舎の建設が進捗しており、双葉町消防団第2分団庁舎などの壁面に描かれたアートなどを見て、半年前の双葉町視察時より大きく変わりつつあるのを実感した。

 

2日目、葛尾村御田植祭の神事は、雨とカエルの鳴き声の中、祝詞奏上に続き、葛力創造舎の下枝代表らの玉串奉奠、大学生4人の巫女の舞い、早乙女を務めるボランティア5人の礼拝などが厳粛に行われた。神事の後、広谷地集会所下の田んぼに5人の早乙女はじめ少学生や高校生など全員が入って田植えをした。たくさんの参加者で11時40分頃すべて植え終えた。素足で入った田んぼの水と泥の感覚に、歓声をあげる人達もいた。

 

この後、全員が広谷地集会所で葛尾村のお母さんたちが調理して下さった弁当をいただいた。懇談の後、kfopの参加者は集会所を13:00に辞して、かつての活動の際にも訪れたことがある「せせらぎ荘」で入浴、帰路についた。途中、茨城県北部を震源とする地震で常磐線が不通となり、予定を変更して全員で自家用車での移動とした。

 

なお、kfopの参加者が葛尾村広谷地集会所にポーチの忘れ物をしたが、主催者側からの発見と連絡で、無事、本人に届けられた。その迅速なご対応に感謝するとともに、会場撤収時には迷惑をかけないように、十分に注意したい。

※写真の掲載については受入先の許可を頂きました。

■収支

(単位:円)

支出の部

福島153便(葛尾村) 計画 実績 増減 摘要
参加者数 8人 3人 ▲5人  
収入の部
現地活動経費繰入金 57,000 57,000 0  
(参考)参加者活動実費 0 - - (※1)
(a)収入合計 57,000 57,000 0  
レンタカー代 35,000 0 △35,000 (※2)
高速道路料金 11,000 12,780 +1,780  
燃料代 11,000 5,920 △5,080 (※3)
交通費(現地集合・解散 0 5,000 +5,000  
雑費 0 11,000 +11,000 (※4)
(b)支出合計 57,000 34,700 △22,300  

※1 宿泊費、食事代等は参加者が各自支払い

※2 移動に会員の自家用車を運用のため実績なし

※3 ハイブリッド車のため
※4 雑費は、現地交流ため提供したお菓子などの購入費