2021.04.10-11 福島135便(浪江+富岡)有志便 報告

■活動の概要

(01)活動日:2021年4月10日(土)~11日(日)
(02)天 気:曇り/晴れ
(03)参加者数:6人(男性5人/女性1人)
(04)運行スタッフ:渡辺
(05)活動スタッフ:東
(06)移動手段:レンタカー8人乗り1台
(07)運転者:渡辺、福田
(08)活動内容:コットン交流会、現地視察
(09)活動者数:20人程度
(10)宿泊場所:ホテル双葉の杜(シングルルーム個別利用)
(11)立寄場所:道の駅なみえ、東日本大震災・原子力災害伝承館
(12)特記事項:4名は横浜集合でレンタカーで参加、2名は現地集合(交通費補助あり)

(活動報告:東)

 

■行程

●1日目
06:55 横浜出発~首都高 横浜西口~8:40 常磐道 友部SA(休憩)~10:30 富岡IC~コンビニ(買い物)~地蔵院(コットン交流会で15:00まで活動)~夜ノ森駅~国道6号線~浪江町 ホテル双葉の杜~道の駅なみえ(買い物)~町内で夕食~就寝
●2日目
08:30 ホテル出発~浪江町内(大平山霊園、請戸漁港)~大熊町内(JR大野駅、商業施設、坂下ダム)~双葉町内(JR双葉駅、東日本大震災・原子力災害伝承館)~JR双葉駅~12:40 常磐道 双葉IC~13:15 四ツ倉PA(昼食)~守谷SA(休憩)~首都高 横浜西口~16:30 給油・解散

 

[補足事項]

コロナ禍における活動にあたって、2020年度に定めたマニュアルに従って活動した。参加者は、実施日の過去2週間分の検温記録、チェックシートを提出。スタッフが現地での行動記録も作成している。また、活動から2週間の経過観察で発熱等の症状がないことを確認した。

 

町外からの受け入れについて:ふたすけの見解として、参加者が日頃から感染予防の対策をとり、当日の健康状態を確認のうえで参加すること、活動後も適切なフォローアップができることを前提条件として、県外からの受け入れも可能としている。普段は少人数で畑を手入れしており、交流会以外の日でも都合が合えばお手伝いは歓迎とのこと。

 

活動の詳細

 

《1日目》
富岡DEコットン交流会
日時:2020年8月8日(土)10:30集合~13:30解散
場所:福島県双葉郡富岡町大字上手岡下千里(地蔵院の裏手)
参加者:12名
主催:ふたすけ(ふたば地域サポートセンター)

ふたすけでは、2019年度から富岡町内の畑仕事を軸にした交流事業を実施しており、今年度は地蔵院からお借りしてる休耕田に畑を集約して活動を続けている。コットンの栽培については、ふくしまオーガニックコットン・プロジェクトを推進しているNPO法人ザ・ピープル(いわき市)が協力している。
参考:https://npo-thepeople.com/organic-cotton-pt/

現地集合の2名は10時過ぎに夜ノ森駅に到着する電車を利用し、ふたすけの鈴木さんにピックアップしていただいた。少し遅れてレンタカー組4名も会場で合流した。他の参加者は、鈴木さんのご家族、ザ・ピープルの吉田さん、いわき市の方、富岡町の方、浪江町の方、富岡町を訪問されていたユース団体の方々など。
休憩スペースにテントを設営したあと、コットン畑の畝づくり、子ども畑の草取り、野菜の収穫などに分かれて活動した。メインのコットン畑では、いわき市から参加されていた農家の方々が小型の耕運機を使って耕した畝に蛎殻石灰や鶏糞などの有機肥料を混ぜ、木酢液を入れた水をまくところまでお手伝いして活動終了となった。畝の間を行ったり来たりしながら肥料を入れたり土を寄せたりするのは中々の力仕事だった。残った方々がマルチ掛けまで終えられ、1週間ほど土を寝かせてから種まきとなるそうだ。
昼食には、各自で用意したものの他に、現地でご用意いただいた猪鍋(※イノシシは県外から取り寄せたもの)、焼きそばを振る舞っていただいた。

宿泊は、浪江町のホテル双葉の杜とした。道の駅なみえから歩いてすぐのところにあり利便性のよいところである。浪江町では営業再開している飲食店がいくつかあり夕食も食べられる。

《2日目》
ホテルを出発し、浪江町の大平山霊園で黙祷したあと請戸漁港へ。日曜のため休みだったが荷さばき施設や水産加工会社が新たにできている。続いて大熊町の帰還困難区域にあるJR大野駅を車窓から見てから、大川原地区にできた商業施設、坂下ダムに立ち寄った。最後に双葉町の原子力災害伝承館を1時間ほど見学した(10:30~11:30)。現地集合の2名をJR双葉駅まで送り、レンタカー組も帰路に就いた。

 

■アンケート

今回は参加者6人でした。受理した回答数は4人で、()内の数字が有効回答数です。

(1)参加のきっかけ
a(03)福島でお手伝いしたいと思ったから
b(02)日程や工程がよかったから
c(00)知人・友人に誘われたから
d(01)その他
・東日本大震災10年を過ぎた現地、浪江、双葉、大熊、富岡等の地域の状況を自分の目で見たかった。

(2)情報提供
a(04)ちょうどよかった
b(00)少なすぎた
c(00)多すぎた
・丁寧で大変良かったです。

(3)活動内容
a(01)非常に満足
b(03)満足
c(00)不満
d(00)非常に不満
・道路状況にもよるのですが、2日目にもう少し滞在時間があると良かったです。特に伝承館はもう少ししっかり見たかったです。

(4)今後もkfopのボランティア活動に参加しようと思いますか。
a(04)参加したい
b(00)参加したくない
・kfopを通して、現地の情報を知り、直接的活動、広報をしていきたい。福島の各地域の人々と絆ができます。

(5)計画に示している現地活動等に参加したいと思いますか。
a(03)広域便
b(01)バス便
c(03)視察研修便
d(01)その他
・現地のニーズがあれば片付けでも農作業でもお手伝いをさせてもらいたいです。
・宿泊を伴う現地活動、農作業、社協や地域活動家やグループのサロン等の活動への参加、福島地域の現地視察、工場や農業等の生産基地の見学を、お願いしたい

(6)今回の活動についてご意見、神奈川に伝えたいこと(自由に)

・今回のコロナ過において、様々な意見がある中で感染予防に配慮して無事に現地活動が出来たことが何よりも良かったと思います。今までずっと福島のボランティア活動を続けてきて、昨年一年間福島へ行けなくて残念でした。今回の募集を見てすぐに応募しました。準備をして頂いてたスタッフの皆さん有難うございます。
富岡deコットンは初めての活動でしたが、ぜひ綿花の収穫も参加したいと思います。

・コロナ禍による1年間の空白にたけではないが、現地の状況の変化や人々の動きが見られてよかった。常磐線の開通による、駅周辺のみの復興改修の様子やその厳しさを改めて確認ができました。また、10年間の復興がまだまだであることも思い知りました。帰宅困難地区が浪江や双葉や大熊町等に多く存在することもよく分かりました。「富岡でコットン」のような復興と人の繋がりがある事も分かりました。このような現状を、神奈川に、自分の地域や、自分の関わっているグループに伝えていきたい。さらに、現地に行くことで絆を深めていきたいと思います。

・個人的には大変久しぶりの遠出だったので、気分転換にもなりましたし、今の福島を知ることができてとても良かったです。僅かですか、お手伝いもできて感覚も取り戻せそうです。

・参加されている方(複数人)の言動で2点気になった点があります。

1.お手伝いについてですが、依頼者の要望にきちんと応える様に意識して作業にあたって欲しいです。一生懸命作業している方ももちろんいました。プロではないので、完璧な作業は無理ですけど、依頼者が私達が帰った後で大幅な手入れをしなければならないクオリティで適当でいいやと開き直るのはどうかな?と思いました。分からないのであればきちんと指導を求めるなり、これで良いですか?と確認を求めるなりして依頼者とのギャップを少しでも埋める努力をして欲しかったです。分からないからいいやと言って適当な作業や持ち場を放棄してやりかけの状態で無言で去って別の作業をしないで欲しかったです。私の近くは私がやり直したので、上記の状態のままにはなっていません。その他の所はどうなっていたかは余裕がなく確認できていません。

2.夕食時の感染防止を徹底して頂きたい。
気になった点は以下の内容になります。
- 大皿から取る時に直箸や取り箸を使い回さない。できれば1人1品。(取り箸をお店に人数分お願いしたにもかかわらず、直箸で取られていました)
- 隣のテーブルから大皿を手に持って、大きな声で直箸で良いから取ってくださいとマスクをせず、食べ物の方を向いておられました。
活動中や車の移動でクラスターが起きる可能性はかなり低いと思いますが、一番感染リスクが高いと言われている場面で気になる事が多かったです。

特定の個人に対する意見というよりも、団体として行動しているので、団体の評価を下げる事になると思い、具体的な指摘をさせて頂きました。

(7)今後の活動に期待すること(自由に)
・今後も様々な配慮をしながら福島の応援を続けてください。
・可能な限り、kfopを通じて、福島の現地に繋がっていきたいと思います。また、広報をしたいと思います。その中で、自分で出来ることを見つけて、深めていきたいです。

(8)アンケート回答者の属性
性別:男性(03),女性(01),無回答(--)
年代:20代(--),30代(--),40代(01),50代(01),60代(00),70代(02),無回答(--)
職業:会社員(01),自営(01),パート(--),家事(--),無職(02),その他(00),無回答(--)
経験:初めて(--),2-3回(--),4-5回(--),6-9回(01),10回以上(03),無回答(--)

 

■収支

(単位:円)

福島135便(浪江+富岡) 計画 実績 増減 摘要
参加者数 6人  
収入の部
現地活動経費繰入金        
参加者活動実費        
(a)収入合計        
支出の部
レンタカー基本料金        
レンタカー保険料        
スタッドレスタイヤ料金        
高速道路料金        
レンタカー燃料代        
(b)支出合計        
予算増減
前回実施後 予算残額(c) - - -  
今回実施後 予算残額(c)-(b) - - -  

※宿泊費、食事代等は各自支払い