■活動の概要
(01)活動日:2019年9月14日(土)~15日(日)
(02)天 気:曇り→晴天
(03)参加者数:5人(男性5人)
(04)運行スタッフ:渡辺
(05)活動スタッフ:渡辺
(06)移動手段:レンタカー8人乗り1台
(07)運転者:池田、渡辺
(08)活動内容:ブドウ圃場の草取り、棚支柱の点圧(どんつき)
(09)活動者数:5人
(10)宿泊場所:いわなの郷コテージ1号棟
(11)立寄風呂:かわうちの湯(入浴 割引券で500円)
(12)立寄場所:とんこつラーメン佐吉、Cafe Amazon(お茶)、あれこれ市場・ベーカリーリヴィエール・YO-TASHI(買い物)
(13)特記事項:なし
■行程
●1日目
07:00横浜出発~首都高 横浜西口~常磐道 友部SA(15分休憩)~四倉PA(15分休憩)~富岡IC~川内村 とんこつラーメン屋佐吉(昼食)~Cafe Amazon(お茶)~13:00高田島地区~高田島ヴィンヤード(活動)~かわうちの湯(入浴)~リヴィエール(買い物)~YO-TASHI(買い物)~宿泊所
●2日目
07:30宿泊所出発~08:00高田島ヴィンヤード(活動)~かわうちの湯(入浴・昼食)~パン屋(リヴィエール)~あれこれ市場(買い物)~YO-TASHI(買い物)~常磐道 富岡IC~中郷PA(15分休憩)~守谷SA(15分休憩)~首都高 横浜駅西口~18:10給油・解散
活動の詳細
往路は天気は曇り、途中霧雨で気温も低く、作業には最適な気候であった。
今回の車の運転は他の運転者に道を覚えてもらうため、高速道路の途中以外は往復共に参加者にお願いした。覚えていただいたので渡辺不在でも運用可能となった。
川内村に入り、昼食はとんこつラーメン屋佐吉で、ネギみそラーメンにもつ煮込み定食をいただき、少し時間があったのでCafe Amazonでお茶をして高田島のヴィンヤードに向かった。
今回の一日目の作業は、現地ご夫妻に作業指示をいただき、ぶどうの根元の草取りを行った。根本の草が伸びてそこから害虫が移ってぶどうの木を枯らしてしまうので防ぐ作業。植えたぶどうの木は約1万本。多くの人手があると助かる。約20列(一列30本~40本?位いですかね~。)を黙々と全員で作業した。少しの時間は日が差して暑かったが風は心地良かった。眺めも抜群。
作業後に、温泉(新しい源泉からの温泉でぬるぬる感があり良かった)に入って、パン屋(リビエラ)でお店のご夫婦と少しお話をさせていただき、買い物をして宿へ。14日なのでお月さんが・・・綺麗だったらしい。
翌朝は6時頃に起きて、朝食を済ませ、宿の掃除をし、7時半に出発して高田島ヴィンヤードに8時前に到着。朝の挨拶をして今日の作業の説明をしていただいた。
今日は、現地のいつもの方とご夫妻の3人と私達5人で作業を行った。
作業は、ぶとう棚を支える支柱が風で倒れてしまわないようにと、丸太で支柱の点圧(どんつき)とその作業の前に支柱周りの草を抜く作業と担当を分けて作業を行った。
丸太はそんなには重くないが、畑は4区画あるが、その1区画全てと、真ん中の区画の6分の一程を午前中で終わらせて。これを一人もしくは3人で行っていたら、少し気が遠くなる。ただ、それが地元の方の役割、良いぶどうを作るためには必要なこと。淡々とです。
私は、作業前に少しと言うか、1時間ほど色々なお話も耳に入れた。
・良いぶどうから良いワインを作らないとだめだ、ぶどうの糖度は20度以上はないとだめ。中途なぶどうからワインを作ってもだめ。世界にも負けない本当に美味しいワインを作ることがここのかわうちワインだ。
・だから、目先にとらわれて、ワインが出来た成果だけを求め、糖度の低いぶどうでワインを作っても、結局は本当のワイン作りにはならない。
ここからは、私の勝手な思いですが。
・かわうちワイン、川内村役場、川内村のみなさん、川内村の農家さん達、みんなが同じ思いでかわうちのぶどう・ワインを育てる。それがまた特定の地域だけのことではなくて、川内村全体で人を呼び込み、地域の方の雇用ともなり、短期ではなくて、長く川内村が自活できる産業の一つになること大事と思っています。そうなって欲しい。
・また、民間の方が進めるためにはいろいろな面で行政の力が必要がある、行政(川内村、福島県、国の行政も)は黙って本気になって、それを育てて行く、その本気度と覚悟が必要と思います。
・その動きで、内村全体で本当に良いぶどうが作れて、本当に誇れる美味しいワインが作れる。大きな夢ですね。その夢を全体で支えることが川内村に望まれていると感じています。
・その中で、一緒にできることがあれば私達もお手伝いしていきたい、そう思っています。私達の勝手な想いかもしれませんが、本当にそうであって欲しい、そして美味しいいワインを作っていただけることを願っています。
志を本当に本当に大事に…。
【かわうちワインのボランティア活動について】
kfopは2017年度の視察研修で川内村を訪問しており、川内村、かわうちワインを継続して応援していきます。ワイン用ブドウ栽培にかかわるボランティア活動については、以下のような経緯があります。
・東京電力福島第一原発の事故で影響を受けた福島県の浜通り地方をワインの産地に。そんな夢を掲げて、川内村などで醸造用ブドウの栽培が始まった。
・川内村では、高田島行政区の大平地区(標高約700メートルの山あい)に、住民が連携し、ボランティア、村職員などとともに醸造用ぶどうの苗木を植え付けた。この圃場は村が所有する元牧草地で、震災以前は酪農家が村から借りていたが、原発事故後に緊急時避難準備区域となり、原乳と乳牛を全て処分する苦しみを味わった。酪農再開は断念したが、ワインの里の構想を聞いてブドウ畑への転用を受け入れた。後に発足した「かわうちワイン推進協議会」の会長に就く。
・高田島ワインブドウ研究会は、復興に向け醸造用ブドウを栽培している川内村民有志らが設立。
・村や村商工会、栽培事業の主体となっている高田島ワインぶどう研究会などが「かわうちワイン推進協議会」を発足させ、かわうちワイン株式会社の設立準備を進めることになった。「村の新しい産業として育成し、村の交流人口や定住人口の拡大にもつなげたい」とし、住民、川内村
・2017年8月1日、川内村が筆頭株主となり民間個人も株主参加してかわうちワイン株式会社を設立。
・2019年3月9日、「グロウィング倶楽部」が発足し、ボランティア作業やイベントなどの事務局機能を担う。今後、ワイン事業を通じて地域の”新たな食文化の探求”と”魅力創造”を目的に様々なイベントや農業体験・学びの場を提供するとともに、かわうちワイン株式会社を中心に地域の農業従事者等と連携し、メンバーへの情報発信や各種圃場での作業などについても案内する。
■アンケート
今回は参加者5人でした。受理した回答数は5で、()内の数字が有効回答数です。
(1)参加のきっかけ
a(05)福島でお手伝いしたいと思ったから
b(03)日程や工程がよかったから
c(01)知人・友人に誘われたから
d(--)その他
(2)情報提供
a(04)ちょうどよかった
b(01)少なすぎた
c(--)多すぎた
・できれば作業内容を事前に知りたい。
⇒効率性を考えてのご意見と思いますが、募集の案内、事前の案内でも作業の内容は現地で確定しますと伝えています。理由は、現地の作業は日々変わって行く、私達のための作業作り、私達のために作業を残しておくことは、良いぶどう作りにはならない。私達は地元で必要とされることに手伝いをします。また、一々問い合わせも現地の負担、そして作業内容を事前にお聞かせいただいても実際に現地で違う作業指示をいただいた時にみなさんはどうされますか?。実際何度も参加されている方は大体わかっていると思います。また、過去の活動の様子を見ていただければ概ね分かります。今までの中での作業はお伝えしますが、その先は参加する方々の心持になります。安全面についても同じです。
なお、分かった情報はお伝えします。ありがとうございます。
(3)活動内容
a(01)非常に満足
b(04)満足
c(--)不満
d(--)非常に不満
・ベテランの方々について行くのが精一杯でした。自分の体力の劣化が迷惑書けぬ様気を付けて行きたい。
・もう少し活動時間が欲しかった。
⇒ありがとうございます。現地に一週間ほど泊まり込みでお手伝いも出来ます。何かあればご連絡ください。
(4)今後もkfopのボランティア活動に参加しようと思いますか。
a(05)参加したい
b(--)参加したくない
・福島に応援したい。
・福島好きでボランティア活動が楽しい。
(5)計画に示している現地活動等に参加したいと思いますか。
a(05)広域便
b(05)バス便
c(04)視察研修便
d(--)その他
・可能な限り参加したい。
(6)今回の活動についてご意見、神奈川に伝えたいこと(自由に)
・kfopの活動を続けることが大切と思っているので、今後も参加して行きたい。
・もっと若者に参加してもらいたい。
⇒そうですね。現地には学生さんも来ていましたね。どなたでもできる作業です。是非参加して欲しいと思います。
・福島はまだまだボランティアを必要としている。今回の作業ではもっと参加人数がいたほうがよい。
⇒ボランティアは必要とされるところで必要です。全てではありませんことは理解してください。
・2日目の丸太棒は少しきつかったが、半日づつ2日間の活動はやり易いと思います。
⇒そうですね。その点も含めて二日活動にしています。一台は夜行日帰り、一台は宿泊便にもできます。皆さんの都合で計画することもできます。
(7)今後の活動に期待すること(自由に)
・活動を続けて行きましょう。
・今後も活動便を出してほしい。
⇒ありがとうございます。計画分は出していきます。
また、スポット便も皆さんの声と皆さんの企画・運営と皆さんのご寄付などを踏まえて実施は可能です。私達スタッフだけの企画・運営・資金調達ではなくて、みなさんがその役割でもあります。進めて行きます。
(8)アンケート回答者の属性
性別:男性(05),女性(--),無回答(--)
年代:20代(--),30代(--),40代(--),50代(01),60代(02),70代(02),無回答(--)
職業:会社員(01),自営(--),パート(--),家事(--),無職(02),その他(02),無回答(--)
経験:初めて(--),2-3回(--),4-5回(01),6-9回(--),10回以上(04),無回答(--)
■収支
(単位:円)
福島110便(川内村09号) | 計画 | 実績 | 増減 | 摘要 |
---|---|---|---|---|
参加者数 | 8人 | 5人 | ▲3人 | |
収入の部 | ||||
現地活動経費繰入金 | 34,128 | 27,864 | △6,264 | |
参加者活動実費 | 25,672 | 20,994 | △4,678 | |
(a)収入合計 | 59,800 | 48,858 | △10,942 | |
支出の部 | ||||
レンタカー基本料金 | 34,128 | 27,864 | △6,264 | |
レンタカー保険料 | 3,672 | 3,672 | ||
高速道路料金 | 11,000 | 10,520 | △480 | |
レンタカー燃料代 | 11,000 | 6,802 | △4,138 | |
(b)支出合計 | 59,800 | 48,858 | △10,942 | |
予算増減 | ||||
前回実施後 予算残額(c) | - | - | - | |
今回実施後 予算残額(c)-(b) | - | - | - |
※宿泊費、食事代等は各自支払い
■最後に
現地に行き、福島の今を少しでも良いので知ってください。
活動の中で、現地の方のお話を少しでもいいので聞いてください。
私達は小さな団体ですが、皆様のご支援、ご参加により、活動を続けることができています。これからも続けていきます。多くのご参加、応援をお待ちしています。また、ご寄付でのご支援に感謝します。
引き続き、福島の元気に!
関心を持ち続けてください。