2019.04.20-21 福島103便(川内村06号)広域便 報告

■活動の概要

(01)活動日:2019年4月20日(土)~21日(日)

(02)天 気:霧/晴れ

(03)参加者数:5人(男性3人、女性2人)

(04)運行スタッフ:渡辺、東

(05)活動スタッフ:渡辺

(06)移動手段:レンタカー8人乗り1台

(07)運転者:渡辺、長田

(08)活動内容:ブドウ圃場の草取り

(09)活動者数:8人

(10)宿泊場所:高田島地区(民泊)

(11)立寄風呂:かわうちの湯(入浴400円)

(12)立寄場所:あれ・これ市場(買い物)、佐吉(昼食)ほか

(13)特記事項:夕食はかわうちの湯の食事処を利用

 

■行程

●1日目

07:00横浜出発~首都高 横浜西口~常磐道 友部SA(15分休憩)~四倉PA(15分休憩)~富岡IC~川内村 らーめん佐吉(昼食)~11:40高田島地区集会所~高田島ヴィンヤード(活動)~かわうちの湯(入浴)~宿泊所

●2日目

08:00宿泊所出発~08:15高田島ヴィンヤード(活動)~かわうちの湯(入浴・昼食)~常磐道 富岡IC~四倉PA(15分休憩)~友部SA(15分休憩)~首都高 横浜西口~18:30給油・解散

 

■活動の詳細

 

ブドウ畑ではこれまで、コウモリガの幼虫による食害で弱ってしまう木があり、その対策として、幼虫が伝ってこないように木の根元に生えている雑草を抜く作業をおこなった。機械で刈るのは難しいためすべて手作業で行う。各列に1人ずつ入り、端から端まで黙々と草を抜いた。kfopのメンバー5名のほかに、一般ボランティア3名、かわうちワインのスタッフ、グロウィング倶楽部のスタッフも一緒に作業した。

 

抜くのは木の周り15cm程度とはいえ、雑草の根がしっかり張っているため、最初は1列終えるのに半日かかった。1日目の午後、2日目の午前と作業を続けたが、とても全部は終わらない作業量である。ボランティアが来ない日は、スタッフの方々が地道に作業されている。

 

現在、ブドウ圃場の責任者である前・行政区長さんを中心に、かわうちワインのスタッフの方々が主となって醸造用ブドウを育成されているが、それをグロウィング倶楽部の調整のもとでボランティアがお手伝いしている。年間を通して何かしら作業はあるとのことで、継続して訪れることで間接的にワインづくりに関わることができる。機会があればぜひいろんな人に参加してほしい。



【かわうちワインのボランティア活動について

 

kfopは2017年度の視察研修で川内村を訪問しており、川内村、かわうちワインを継続して応援していきます。ワイン用ブドウ栽培にかかわるボランティア活動については、以下のような経緯があります。

 

東京電力福島第一原発の事故で影響を受けた福島県の浜通り地方をワインの産地に。そんな夢を掲げて、川内村などで醸造用ブドウの栽培が始まった。
・川内村では、高田島行政区の大平地区(標高約700メートルの山あい)に、住民が連携し、ボランティア、村職員などとともに醸造用ぶどうの苗木を植え付けた。この圃場は村が所有する元牧草地で、震災以前は酪農家が村から借りていたが、原発事故後に緊急時避難準備区域となり、原乳と乳牛を全て処分する苦しみを味わった。酪農再開は断念したが、ワインの里の構想を聞いてブドウ畑への転用を受け入れた。後に発足した「かわうちワイン推進協議会」の会長に就く。
・高田島ワインブドウ研究会は、復興に向け醸造用ブドウを栽培している川内村民有志らが設立。
・村や村商工会、栽培事業の主体となっている高田島ワインぶどう研究会などが「かわうちワイン推進協議会」を発足させ、かわうちワイン株式会社の設立準備を進めることになった。「村の新しい産業として育成し、村の交流人口や定住人口の拡大にもつなげたい」とし、住民、川内村の行政が係わる長期的な事業と位置付けている。

・2017年8月1日、川内村が筆頭株主となり民間個人も株主参加してかわうちワイン株式会社を設立。
・2019年3月9日、「グロウィング倶楽部」が発足し、ボランティア作業やイベントなどの事務局機能を担う。今後、ワイン事業を通じて地域の”新たな食文化の探求”と”魅力創造”を目的に様々なイベントや農業体験・学びの場を提供するとともに、かわうちワイン株式会社を中心に地域の農業従事者等と連携し、メンバーへの情報発信や各種圃場での作業などについても案内する。


■アンケート

今回は参加者5人でした。受理した回答数は5で、()内の数字が有効回答数です。

 

(1)参加のきっかけ 

a(05)福島でお手伝いしたいと思ったから

b(03)日程や工程がよかったから

c(--)知人・友人に誘われたから

d(--)その他

 

(2)情報提供 

a(05)ちょうどよかった

b(--)少なすぎた

c(--)多すぎた

 

(3)活動内容 

a(04)非常に満足

b(01)満足

c(--)不満

d(--)非常に不満

 

(4)今後もkfopのボランティア活動に参加しようと思いますか。

a(05)参加したい

b(--)参加したくない

 

(5)計画に示している現地活動等に参加したいと思いますか。

a(05)広域便

b(04)バス便

c(04)視察研修便

d(01)その他

 

(6)今回の活動についてご意見、神奈川に伝えたいこと(自由に)

・今回はブドウの苗木を守るための苗木の根元の草取り。4時間5人でようやく5列終えることができた。広大な敷地、多くの参加者がいると助かる。みなさんもお手伝いに参加しましょう。

・もし作業内容が事前に分かれば道具持参します。

・まだまだニーズがあることを伝えたい。

・地域の方々と一緒にブドウ栽培に関われることは、ボランティアというよりも、とても貴重な経験をさせていただいているという思いが強くなった。今後も川内村を訪れたい。


(7)今後の活動に期待すること(自由に)

・神奈川から多くの方に福島に関心を持ち続けてほしい。伝えられる活動、知ることのできる活動を。

・日程があえば参加しますのでよろしくお願いします。

・今後もバス便その他の活動を企画してほしい。

・宿泊を伴う行程だと参加が難しい人もいるかもしれないので、夜行日帰りパターンがあってもいいかもしれない。


(8)アンケート回答者の属性

性別:男性(03),女性(02),無回答(--)

年代:20代(--),30代(--),40代(01),50代(03),60代(01),70代(--),無回答(--)

職業:会社員(02),自営(02),パート(--),家事(--),無職(--),その他(01),無回答(--)

経験:初めて(--),2-3回(--),4-5回(--),6-9回(--),10回以上(05),無回答(--)

 

■収支

(単位:円)

福島103便(川内村06号) 計画 実績 増減 摘要
参加者数 8人 5人 ▲3人  
収入の部
現地活動経費繰入金 34,128 27,864 △6,264  
参加者活動実費 25,672 21,305 △4,367  
(a)収入合計 59,800 49,169 △10,631  
支出の部
レンタカー基本料金 34,128 27,864 △6,264  
レンタカー保険料 2,672 3,672 0  
高速道路料金 11,000 10,520 △480  
レンタカー燃料代 11,000 7,113 △480  
(b)支出合計 59,800 49,169 △10,631  
予算増減
前回実施後 予算残額(c) - - -  
今回実施後 予算残額(c)-(b) - - -  

※宿泊費、食事代等は各自支払い

■最後に

現地に行き、福島の今を少しでも良いので知ってください。

活動の中で、現地の方のお話を少しでもいいので聞いてください。

  

私達は小さな団体ですが、皆様のご支援、ご参加により、活動を続けることができています。これからも続けていきます。多くのご参加、応援をお待ちしています。また、ご寄付でのご支援に感謝します。

 

引き続き、福島の元気に!

関心を持ち続けてください。