2019.03.30-31 福島098便(川内村05号)広域便 報告

■活動の概要

(01)活動日:2019年3月30日(土)~31日(日)

(02)天 気:霧/晴れ

(03)参加者数:5人(男性3人、女性2人)

(04)運行スタッフ:渡辺、東

(05)活動スタッフ:渡辺

(06)移動手段:レンタカー8人乗り1台

(07)運転者:渡辺、小村

(08)活動内容:醸造用ブドウ苗木植栽

(09)活動者数:約30人

(10)宿泊場所:いわなの郷コテージ

(11)立寄風呂:かわうちの湯(入浴400円)

(12)立寄場所:あれ・これ市場(買い物)、佐吉(昼食)、天山(昼食)

(13)特記事項:コテージでかわうちワインのスタッフ、グロウィング倶楽部事務局の方々と夕食と懇親会を実施

 

■行程

●1日目

07:00横浜出発~首都高 横浜西口~常磐道 友部SA(15分休憩)~中郷SA(運転交代)~ならはPA(15分休憩)~富岡IC~川内村 らーめん佐吉(昼食)~11:50高田島地区集会所~高田島ヴィンヤード(活動)~いわなの郷コテージ~かわうちの湯(入浴)~いわなの郷コテージ

●2日目

09:20いわなの郷コテージ出発~09:45高田島ヴィンヤード(活動)~かわうちの湯/あれこれ市場(入浴・買物)~天山(昼食)~常磐道 富岡IC~四倉PA(15分休憩)~守谷SA(15分休憩)~首都高 横浜西口~給油・解散

 


【かわうちワインのボランティア活動について

 

kfopは2017年度の視察研修で川内村を訪問しており、川内村、かわうちワインを継続して応援していきます。ワイン用ブドウ栽培にかかわるボランティア活動については、以下のような経緯があります。

 

東京電力福島第一原発の事故で影響を受けた福島県の浜通り地方をワインの産地に。そんな夢を掲げて、川内村などで醸造用ブドウの栽培が始まった。
・川内村では、高田島行政区の大平地区(標高約700メートルの山あい)に、住民が連携し、ボランティア、村職員などとともに醸造用ぶどうの苗木を植え付けた。
・この圃場は村が所有する元牧草地で、震災以前は酪農家が村から借りていたが、村内は原発事故後に緊急時避難準備区域となり、借りていた方は原乳と乳牛を全て処分する苦しみを味わった。酪農再開は断念したが、ワインの里の構想を聞いてブドウ畑への転用を受け入れた。その後、発足した「かわうちワイン推進協議会」の会長に就いた。
・高田島ワインブドウ研究会は、復興に向け醸造用ブドウを栽培している川内村民有志らが設立。
・村や村商工会、栽培事業の主体となっている高田島ワインぶどう研究会などが「かわうちワイン推進協議会」を発足させ、かわうちワイン株式会社の設立準備に当たり、官民一体で7月設立した。筆頭株主は村が担う。
・「村の新しい産業として育成し、村の交流人口や定住人口の拡大にもつなげたい」とし、住民、川内村の行政が係わる長期的な事業と位置付けている。

・2017年8月1日、川内村が筆頭株主となり民間個人も株主参加してかわうちワイン株式会社を設立。
・2019年3月9日、「グロウィング倶楽部」が発足し、ボランティア作業やイベントなどの事務局機能を担う。今後、ワイン事業を通じて地域の”新たな食文化の探求”と”魅力創造”を目的に様々なイベントや農業体験・学びの場を提供するとともに、かわうちワイン株式会社を中心に地域の農業従事者等と連携し、メンバーへの情報発信や各種圃場での作業などについても案内する。


■活動の詳細

 

今回は道路より上の新しいスペースにブドウ苗を植える作業に、1日目午後から参加した。午前中はテレビ取材があったとのことで、夕食のときにちょうど放映され拝見できた。今年は畝を作ってマルチシートを掛けた状態ではなく、斜面にそのまま穴を掘って植える方法に変わったとのことだった。場所によっては大きい石があったり土が粘土質だったりしたが、醸造用ブドウは痩せた土地のほうがいいとのお話も伺った。

 

1日目は1品種目(アルバリーニョ)の苗を植え終わったところで、霜よけの牛乳パックを取り付けたが、気温が下がってきて霧の水分が凍り始めた状態で、テープがなかなかくっつかず大変な作業だった。

 

夜には天候が悪くなり宿に着いた頃にはみぞれ模様となった。翌朝には一面が白くなっており、日が差して雪が溶け始めるまでしばらくコテージで待機した。圃場はぬかるんで滑りやすい状態だったので気を付けながら作業した。2日目は2品種目(カベルネフラン)の苗を植えた。初日とは違う方々も参加されていたが、スタッフの丁寧な指導もあり順調に作業が進んだ。当会は昼食前にご挨拶して離脱し、かわうちの湯へ向かった。


■アンケート

今回は参加者5人でした。受理した回答数は5で、()内の数字が有効回答数です。

 

(1)参加のきっかけ 

a(04)福島でお手伝いしたいと思ったから

b(04)日程や工程がよかったから

c(--)知人・友人に誘われたから

d(--)その他

・福島県や福島の人たちが好きだから

 

(2)情報提供 

a(05)ちょうどよかった

b(--)少なすぎた

c(--)多すぎた

x (--) 無回答

 

(3)活動内容 

a(02)非常に満足

b(03)満足

c(--)不満

d(--)非常に不満

 

(4)今後もkfopのボランティア活動に参加しようと思いますか。

a(05)参加したい

b(--)参加したくない

・引き続き福島県とかかわりたいので。

 

(5)計画に示している現地活動等に参加したいと思いますか。

a(05)広域便

b(04)バス便

c(05)視察研修便

d(--)その他

 

(6)今回の活動についてご意見、神奈川に伝えたいこと(自由に)

・これからもワインができるまでお手伝いしていこうと思いました。

・ワイン農場はまだまだ人手が必要とされている。

・苗木を植える作業、土をさわることは楽しかった。


(7)今後の活動に期待すること(自由に)

・ふつうのボランティアではできない視察研修便をこれからも続けてほしいと思います。

・今後も活動を継続してほしい。

・福島の情報はこれからも発信していただきたいです。


(8)アンケート回答者の属性

性別:男性(03),女性(02),無回答(--)

年代:20代(--),30代(--),40代(--),50代(03),60代(02),70代(--),無回答(--)

職業:会社員(02),自営(01),パート(01),家事(--),無職(--),その他(01),無回答(--)

経験:初めて(--),2-3回(--),4-5回(--),6-9回(--),10回以上(05),無回答(--)

 

■収支

(単位:円)

福島98便(川内村05号) 計画 実績 増減 摘要
参加者数 8人 5人 ▲3人  
収入の部
現地活動経費繰入金 34,128 27,864 △6,264  
参加者活動実費 25,672 21,072 △4,600  
(a)収入合計 59,800 48,936 △10,864  
支出の部
レンタカー基本料金 34,128 27,864 △6,264  
レンタカー保険料 3,672 3,672 0  
高速道路料金 11,000 10,520 △480  
レンタカー燃料代 11,000 6,880 △4,120  
(b)支出合計 259,800 48,936 △10,864  
予算増減
前回実施後 予算残額(c) - - -  
今回実施後 予算残額(c)-(b) - - -  

※宿泊費、食事代等は各自支払い

■最後に

現地に行き、福島の今を少しでも良いので知ってください。

活動の中で、現地の方のお話を少しでもいいので聞いてください。

  

私達は小さな団体ですが、皆様のご支援、ご参加により、活動を続けることができています。これからも続けていきます。多くのご参加、応援をお待ちしています。また、ご寄付でのご支援に感謝します。

 

引き続き、福島の元気に!

関心を持ち続けてください。