2018.04.13-14 福島099便(川内村03号)広域便 報告

■活動の概要

(01)活動日:2018年4月14日(土)
(02)天 気:曇り
(03)参加者数:6人(男性4人、女性2人)

(04)運行スタッフ:渡辺、東

(05)活動スタッフ:渡辺

(06)移動手段:レンタカー8人乗り1台

(07)運転者:渡辺、長田、池田

(08)活動内容:醸造用ブドウ圃場整備、苗木植栽

(09)活動者数:約40人(大学、企業からの参加あり)
(10)立寄風呂:かわうちの湯(入浴700円)
(11)立寄場所:あれ・これ市場(買い物)
(12)特記事項:集落の集会所で昼食。帰路は磐越道の小野ICを利用。

 

■行程

●往路

22:30集合~22:40首都高 横浜西口~常磐道 友部SA(休憩15分)~02:00四倉PA(車中仮眠)~06:00起床・身支度・朝食~07:00出発~富岡IC~川内村~09:00現地着

●復路

14:00入浴・買い物~15:30川内村出発~小野町~16:10磐越道 小野IC~常磐道 友部SA(休憩15分)~守谷SA(夕食40分)~20:30首都高 横浜西口~20:40解散


【かわうちワインのボランティア活動について

 

kfopは2017年度の視察研修で川内村を訪問しており、川内村、かわうちワインを継続して応援していきます。ワイン用ブドウ栽培にかかわるボランティア活動については、以下のような経緯があります。

 

東京電力福島第一原発の事故で影響を受けた福島県の浜通り地方をワインの産地に。そんな夢を掲げて、川内村などで醸造用ブドウの栽培が始まった。

・川内村では、高田島行政区の大平地区(標高約700メートルの山あい)に、住民が連携し、ボランティア、村職員などとともに醸造用ぶどうの苗木を植え付けた。

・この圃場は村が所有する元牧草地で、震災以前は酪農家が村から借りていたが、村内は原発事故後に緊急時避難準備区域となり、借りていた方は原乳と乳牛を全て処分する苦しみを味わった。酪農再開は断念したが、ワインの里の構想を聞いてブドウ畑への転用を受け入れた。その後、発足した「かわうちワイン推進協議会」の会長に就いた。

・高田島ワインブドウ研究会は、復興に向け醸造用ブドウを栽培している川内村民有志らが設立。

・村や村商工会、栽培事業の主体となっている高田島ワインぶどう研究会などが「かわうちワイン推進協議会」を発足させ、かわうちワイン株式会社の設立準備に当たり、官民一体で7月設立した。筆頭株主は村が担う。

・「村の新しい産業として育成し、村の交流人口や定住人口の拡大にもつなげたい」とし、住民、川内村の行政が係わる長期的な事業と位置付けている。

 

募集主体:高田島ワインブドウ研究会、かわうちワイン株式会社


■活動の詳細

 

2018年の春のボランティア募集は3月中旬から4月中旬まで行われており、新しいブドウ苗の植え付けなどが進んでいる状態。この日の主な作業は、一昨年、昨年に苗を植えた畝のマルチシート補修で、風や経年劣化で破れているところのシートをはがし、新しいシートをかけてテープで留め、鍬を使って端に土をかぶせていく一連の作業を、現地の方々に教えていただきながら一緒に作業した。ひとつの畝の作業でも、畝の脇を掘り起こす役、シートを伸ばしていく役、シートを押さえる役、テープを貼る役、土をかぶせる役というように、4~5人で組になって作業する必要があり、現地の人だけではなかなかはかどらず時間がかかるとのことだった。作業に段々慣れてくると、また来年も手伝いに来てください、と笑いながらおっしゃっていただいた。


以前から現地で活動されている大学のグループや、企業のグループも来られており、新しい畝に苗を植えるとのことだったので、kfopのメンバーのうち4名も苗植えに加わらせていただいた。

 

気温が低かったが作業するにはちょうど良く、雨も降りださずよかった。昼食は、集会所で現地の女性が作ってくださった豚汁とおにぎりをいただいた。ボリュームがあって温かい食事は何よりのお心遣いでありがたかった。

 

■アンケート

今回は経験者6人、うち川内村の活動の初参加1名でした。解散時に受理した回答数は6で、()内の数字が有効回答数です。

 

(1)参加のきっかけ 

a(06)福島でお手伝いしたいと思ったから

b(04)日程や工程がよかったから

c(--)知人・友人に誘われたから

d(01)その他

・福島県や福島の人たちが好きだから

 

(2)情報提供 

a(05)ちょうどよかった

b(--)少なすぎた

c(--)多すぎた

x (01) 無回答

 

(3)活動内容 

a(03)非常に満足

b(03)満足

c(--)不満

d(--)非常に不満

・もうすこし活動時間があればよい

⇒ありがとうございます。日帰り日程の限界ですね。また計画していきます。

 

(4)今後もkfopのボランティア活動に参加しようと思いますか。

a(06)参加したい

b(--)参加したくない

 

(5)計画に示している現地活動等に参加したいと思いますか。

a(06)広域便

b(05)バス便

c(04)視察研修便

d(03)その他

・農作業

 

(6)今回の活動についてご意見、神奈川に伝えたいこと(自由に)

・これからも福島を応援していきたい。
・かわうちワインという民間企業が事業の主体にはなっているが、現状では収益がなく、社員と現地の方々が手弁当で頑張っていらっしゃる状態なので、事業の見通しが立つまではお手伝いしたいと思う。

⇒そうですね。是非応援お願いします。
・初めての活動内容で楽しかった。
・川内村のブドウ畑での農作業の手伝いは結構な作業量だった。ワインづくりが軌道に乗るまではボランティア等でかかわっていきたい。
⇒そうですね。是非応援お願いします。
・遠隔地であり作業時間も限られますが、今回の時間設定で行えてよかったと思います。
・ブドウからワインへ活動参加。地元のお母さんたちが一生懸命に作業をされている。ボランティアが来てくれることを楽しくしている。いろいろなボランティアがあるが、もっと多くの人に参加してほしい。

⇒是非伝えていただきたいです。


(7)今後の活動に期待すること(自由に)

・広域、バス便ともメンバーが固定化してきているので新しいメンバーを増やすような活動が必要ではないかと思う。もっと魅力的な団体になってほしい。

⇒ありがとうございます。そうですね~。増やすのはみんさんでもあります。そして魅力を作るのもみなさんでもあります。みなさんのお力添えを歓迎します。私達もボランティアの一人としてできることを進めます。みなさんも参加者に留まらずに発信者、当事者として応援お願いします。

・バス便やその他の便を企画してほしい。企画があれば、できるだけ参加したい。
・ペースは変わっても応援し、状況を知る活動を展開していただきたいと思います。
・災害ボランティア、地域活動へのボランティア(今回の川内村的)など、福島の応援になることを続けていただきたい。

⇒ありがとうございます。


(8)アンケート回答者の属性

性別:男性(04),女性(02),無回答(--)

年代:20代(--),30代(--),40代(01),50代(02),60代(03),70代(--),無回答(--)

職業:会社員(01),自営(01),パート(--),家事(01),無職(--),その他(02),無回答(01)

経験:初めて(--),2-3回(--),4-5回(--),6-9回(--),10回以上(06),無回答(--)

 

■収支

(単位:円)

福島99便(川内02) 計画 実績 増減 摘要
参加者数 10人 6人 △4人  
収入の部
現地活動経費繰入金 30,000 34,128 △4,128  
参加者活動実費 22,836 31,738 △8,902  
(a)収入合計        
支出の部
レンタカー基本料金 30,000 34,128 △4,128  
レンタカー保険料 18,360 18,360 0  
高速道路料金 11,000 10,100 900  
レンタカー燃料代 10,000 7,107 2,893  
(b)支出合計 52,836 32,975 19,861  
予算増減
前回実施後 予算残額(c) 226,000      
今回実施後 予算残額(c)-(b)   212,068   残3回分

■最後に

 

現地に行き、福島の今を少しでも良いので知ってください。

活動の中で、現地の方のお話を少しでもいいので聞いてください。

  

私達は小さな団体ですが、皆様のご支援、ご参加により、活動を続けることができています。これからも続けていきます。多くのご参加、応援をお待ちしています。また、ご寄付でのご支援に感謝します。

 

引き続き、福島の元気に!

関心を持ち続けてください。