■活動の概要
(01)活動日:2017年10月7日(土)
(02)天気:小雨
(03)運営スタッフ:渡辺、東
(04)活動スタッフ:渡辺
(05)運転:渡辺
(06)ビブス準備:なし
(07)経路:横浜(9/6 22:40)~首都高速~常磐道~
いわき勿来~古殿町(仮眠)~葛尾村
(08)参加者数:5人(男性:2人、女性:3人)
(09)現地移動手段:レンタカー(1台、ニッポンレンタカー横浜駅西口)
(10)受入先:一般社団法人 葛力創造舎
(11)活動内容:稲刈りと交流会
(稲刈り・はせ掛け、芋煮・おにぎりの昼食準備など)
(12)活動者数:5人
(13)立寄風呂:かわうちの湯(入浴700円)
(14)立寄場所:せせらぎ荘(葛尾村)、Cafe Amazon(川内村)
(15)特記事項:古殿町の民間交流施設を仮眠のため使わせていただいた。
視察研修便の下見のため、せせらぎ荘、Cafe Amazonにも立ち寄った。
■活動の状況
7日は雨の予報だったため、稲刈りは中止になる可能性があり、その場合は交流会が前倒しで実施されると伝えられた。kfopの参加者もぎりぎりまで判断に迷ったが、当日9:00に集合場所である広谷地集会場に到着すると、現地では稲刈りを決行するとの判断だった。葛尾村の方々、福島県内の学生、県外からの参加者などが集合して挨拶があったあと、稲刈りについて注意があり、集会所脇の水田で一斉に稲刈りに入った。
総員約50名で稲刈りに取り掛かり、約3時間で約1反5畝(約1500平米)の水田の稲刈り・束ね・はせ造り・運搬・はせ掛けを完了した。大学生や高校生は地元の人々に手順を教えてもらいながら、小雨の中、ぬかるみに足をとられつつ頑張った。また、農産物の安全性に関するお話の講師として来られた二瓶直登さんも革靴を脱ぎ、ワイシャツとズボンをたくし上げて裸足で田んぼに入っておられた。
反省点としては、稲刈りの手順についての注意が不徹底で難渋する場面もあった。稲株を3株程度を刈り取るごとに稲束を前の稲束と根本の方で交差させて置いていくと、束ねるのに都合がよいが、これはあまり徹底されず、束ねた稲束の太さが直径5㎝程度から直径15㎝近いものまであり、はせ掛けに際して束ね直すこともあった。来年も実施する場合には、稲刈りを始める前に実演などして正しい手順を教えておく必要があると思われた。
稲刈りの後、集会所で芋煮とおにぎりの昼食を頂いた。芋煮とおにぎりは現地の女性を中心に準備し、kfopのメンバー2名も調理を手伝った。豆腐と野菜たっぷりの暖かい芋煮とおにぎりは、雨の中の作業後には、とても美味しかった。
交流会では、主催者から、先に収穫・脱穀した葛尾村産の米は放射線線量の結果、不検出であることが報告された。参加者からこれについて質疑があった。これを受けて、二瓶直登講師(震災時福島県農業試験場職員で、現東京大学大学院生命科学研究科)が、カリウム散布・鋤込みにより米など植物の安全性が確保できることなどについて、「食品の安全性」と題する資料を用意して説明し、葛尾村の方々から体験報告や質問が出された。午後からは震災後初めて村内で奉納される三匹獅子舞を希望者で見学に行くということで、kfopは1時半に帰路についた。
■最後に
葛尾村では谷あいの狭い水田に除染土のフレコンバッグが仮置きされている、その近隣では農作物が作付けされているところもあり、復興への困難さがわかる。これに対して、帰路に垣間見た川内村では、フレコンバッグは道路からわきに入った林の中に仮置きされていた。両村を訪れて現状を視て、復旧・復興に本当にささやかでも一助になれるような支援をしたいと思った。
現地に行き、福島の今を少しでも良いので知ってください。
活動の中で、現地の方のお話を少しでもいいので聞いてください。
そして、活動するための資金は力です。私達は小さな団体ですが、皆様のご支援、ご参加により、活動を続けることができています。これからも続けていきます。多くのご参加、応援をお待ちしています。また、ご寄付でのご支援に感謝します。
引き続き、福島の元気に!
関心を持ち続けてください。