2017.04.08-09 川内村ブドウ苗木植栽(広域便)報告

ぶどう苗の植え付け後の様子
ぶどう苗の植え付け後の様子

■活動の概要

(01)活動日:2017年4月8日(土)~9日(日)
(02)天 気:曇り/雨
(03)経路:横浜(4/8 6:00)~常磐道 富岡IC~川内村
(04)参加者数:2人(女性:1人、男性:1人)
(05)現地移動手段:自家用車
(06)活動内容:醸造用ブドウ圃場整備、苗木植栽
(07)活動者数:2日間で延100人
(08)宿泊場所:いわなの郷コテージ
(09)立寄風呂:かわうちの湯(入浴500円)
(10)立寄場所:あれ・これ市場、Cafe Amazon
(11)特記事項:募集主体による宿泊料金補助あり

 

■参加の経緯

2017年度の視察研修先として調整予定の川内村において、一般社団法人 日本葡萄酒革進協会と地域住民が協力して醸造用ブドウ栽培に取り組み、産業基盤の形成と、将来的にはワイナリー、レストラン、観光なども含めた六次化を目指しているプロジェクト。今年設立された「かわうちワイン推進協議会」の副代表を務める川内村商工会・井出会長による情報発信でボランティア募集を知り、つながりづくりのため応募に至った。

 

〔参考:プロジェクトの概要〕
浜通り地方で2016年から本格的に開始された醸造用ブドウ栽培の一環として、2017年度は川内村大平地区の村有地を整備して約8000本のブドウ苗木を植えるために一般ボランティア募集が行われ、応募したもの。栽培は地域住民が担当する。


一般社団法人日本葡萄酒革進協会(JWIS)が事務局機能、セミナー開催、圃場候補地(川内村、富岡町、伊達市)の調整、苗木調達、栽培指導、人材育成などで全面的に協力している。復興庁平成27年度「新しい東北」先導モデル事業として採択され、2016年4月から川内村で10品種2000本を試験栽培し、生育状況を確認。


川内村では平成28年度「地域おこし協力隊」制度(1年単位、最長3年間)を利用してブドウ栽培及びワイン製造にかかる技術的な指導と農園の管理業務にかかる活動をする人を1名採用。川内村商工会、高田島ワインぶどう研究会(村民有志による会)なども協力している。


圃場の整備と苗木植え付けは2018年4月までに完了し、ブドウの収穫は2019年、最初のワインは2020年にできる計画。単純計算でブドウの木1本あたりボトル2本分できる。当初は生産量が少なく流通はほとんどしないため、JWISに寄付することで1年に2本頒布する制度を設けている。

 

■活動の状況

4/8(土)
計画では3月中に圃場の整備が完了して3/25の週末から定植を開始することになっていたが、降雪の影響で整備が遅れたため、定植も2週間遅れでこの日が今年初めての植え付けとなった。圃場の一部はまだ整備途中。以前は牧草地だったとのことで大きな花崗岩がたくさん埋まっている状態の土地を、現地の農家が自家用のトラクターや重機で土を掘り起こし、ボランティア(主に男性)が石を手作業で取り除いていた。


朝は雨が降っていたそうだが到着した11時頃には止んでいた。さっそく苗木の植え方の指導を受け、植え付けを開始。全体の流れとしては、マルチの穴開け、苗木と支柱の準備、植え付け、支柱への固定、霜よけ用の牛乳パック固定の作業があり、なんとなく分担ができて作業していた。1日で810本を定植


 昼食は各自持参とのことだったが、この日は地域の女性の方々が豚汁とおにぎりを振る舞ってくださった。

4/9(日)
8時に朝礼、作業開始。主に男性が石拾い、女性が植え付けを担当。9時頃から雨が本降りになり、かなり泥だらけになった。昼休みに入るタイミングで離脱させていただき、風呂に立ち寄ってから帰路についた。一部の参加者はレインウェアを持参しておらず身体が冷えてしまっていたため、同じく昼食後に作業を終了して風呂に向かっていた。


最終的に2日間で約1900本の苗木を植栽できたと事務局より連絡あり。

植え付け前
植え付け前
植え付け
植え付け
圃場の開墾
圃場の開墾

●現場のご担当者
中原さん(福島県あったかふくしま観光交流大使/ワインコーディネーター/震災前に川内村に移住)
高木さん(JWIS理事)

●ボランティア参加者
JWISのつながり、商工会のつながりなど。東京や厚木からの参加者もあり。郡山市で醸造用ブドウなどを栽培している若手農家もボランティアとして参加。4/8のみ郡山女子大25名+教職員が貸切バスで参加。

●宿泊ほか
いわなの郷コテージ(4号棟が男性6名、5号棟が女性5名)
JWIS理事2名も宿泊。懇親会には地域おこし協力隊員の方も参加。
食事は「いわなの郷」内にある幻魚亭(夕食1700円、朝食700円)。お風呂は「かわうちの湯」を利用(いわなの郷宿泊者割引で500円)。

 

■最後に

 

現地に行き、福島の今を少しでも良いので知ってください。

活動の中で、現地の方のお話を少しでもいいので聞いてください。

  

そして、活動するための資金は力です。私達は小さな団体ですが、皆様のご支援、ご参加により、活動を続けることができています。これからも続けていきます。多くのご参加、応援をお待ちしています。また、ご寄付でのご支援に感謝します。

 

引き続き、福島の元気に!

関心を持ち続けてください。