2016.06.17-18 福島63便(南相馬33号)報告


《活動の写真について》

被災された方々の心情に配慮し、参加者による活動中の写真撮影は原則として禁止としています。

ただしホームページでの活動報告に限り、現地の状況を知っていただき、関心を持ち続けていただくことを目的として、ご依頼主のご了解のもとで撮影、掲載させていただいています。


小高駅
小高駅

■活動の概要

(01)活動日 :2016年6月18日(土) 
(02)天 気 :晴れ

(03)バススタッフ:長崎、なべ

(04)活動スタッフ:戸沢、村上

(05)軽トラ:後藤

(06)レンタカー:田村、なべ

(07)ビブス準備:長崎
(08)参加者数:19人(女性:5人、男性:14人)

(09)現地往復:小型観光バス、No:207、運転手:橋爪さん、大西さん

(10)現地移動:レンタカー:2台(イツモレンタカー南相馬原町店)

(11)バス仮眠:もりのゆ湯多利亭(日中仮眠、布団、お風呂付)

(12)活動場所:南相馬市小高区

(13)活動内容:庭草刈り、庭木の伐採、など、2か所

(14)活動者数:25人程(常連さん、個人参加者の方などとご一緒)

(15)立寄風呂:南相馬ビジネスホテル高見(入浴500円)

(16)立寄箇所:東町エンガワ商店(お菓子予約他)、ひまわりカフェ、キラ

(17)特記事項:東町エンガワ商店さんで小高秀を注文

整備が進められている現地の様子
整備が進められている現地の様子

活動の前に

活動に先立ち、原町区萱浜の綿津見神社に建立された慰霊碑(同地区では津波で109世帯中72世帯が家を流され77人が亡くなり・行方不明になった)と、小高区塚原の塚原公会堂の隣に建立された慰霊碑(16人が亡くなられた)に立ち寄り、参加者全員で黙祷させていただきました。

北萱浜の稲荷神社の慰霊碑にも立ち寄りました。震災関連でお亡くなりになった方含め53人の方のお名前が刻まれています。


活動の状況

 

作業は、ご依頼主様の立会いの下で、当会と一般の方も加わり、進めさせていただきました。

 

作業場所は2か所ありました。

作業内容は、2か所ともに、庭草刈り(手刈り、仮払機)。剪定。

刈った草、枝をトン袋に詰める作業です。

 

とっても綺麗になりました。

ほっとしました。

 

2016年7月12日に避難指示解除となります。

必要とされることはまだまだあると思います。


■参加者アンケート

()内が有効回答数です。

 

(1)参加のきっかけ
a(15)福島でお手伝いしたかった
b(    )街中掃除をしたかった
c(07)日程や工程がよかった
d(01)知人・友人に誘われたから
e()その他

(2)情報提供
a(14)ちょうどよかった b(02)少なすぎた c()多すぎた

・メールとHPの集合時刻が違っていた

・食事や途中休憩などの案内を事前に

⇒今回便は案内はマンパワーの関係で少なくなっていました。

⇒必要な情報は正しく事前にお伝えしたいと思います。

(3)活動内容(遠慮なく)

a(12)非常に満足 b(04)満足 c()不満 d()非常に不満

・カフェに行けなかった

・6との関係で、依頼者側の希望などが分かりずらかった

⇒説明が不足していたかも知れません。

ご依頼者が必要としていた作業内容になります。

(4)活動時間について(遠慮なく)

a(15)今回と同じがよい b(01)定時(16時)まで活動 c()その他

(5)今後もkfopのボランティアバスに参加しようと思いますか(遠慮なく)。
a(15)参加したい b(01)参加したくない

・気軽に参加できる

・毎月1便出ているから参加しやすい

・これからも福島を支援したい

・どちらかといえば参加だが体力が心配

(6)今回の活動について感想・意見・伝えたいこと(自由に)。

・幼、小、中、高校生に戻るかのアンケートで、ゼロ。小高町としては大変なことと思いました。復興と言っても難しさを知りました。復興のために課題まだまだ沢山あることを知らされました。

⇒ご関心があり参加されているみなさんも知っていないこと。福島に来て知ることは沢山あると思います。活動の主旨でもあります。 

・戻ることが確定しているご依頼主は初めて。見返りは期待していないはずなのに、やはりうれしくやりがいも格別。立派なみみずが沢山いたのできっといい土だなと。花々が咲き実りある庭、畑に戻ってくれてら何よりです。

・通い続けてきた小高に、帰る人がいる、ということがこんなにうれしいのかと、あらためて実感しました。大変なことがこれからたくさんあるかと思いますが、お手伝いを続けて行きたいと思います。

・朝から快晴で、暑い一日でした。たっぷり汗をかきましたが、休憩、水分補給のおかげで熱中症の心配なく無事に作業することができました。何よりもご依頼主さんに喜んでいただけて良かったです。 

・数か月ぶりに参加でき、本当に充実した時間を過ごせよかった。剪定というニーズが出てきて良かった。常磐線にも乗って見たい。幼少中のアンケートでは小高に戻ってくる回答は皆無だったと。生活感を時間できる小高になるのを見てみたいと思った。

・滝桜の三代目、是非家族の皆様に守られていって。そこで大きく育ってほしい。

・依頼者から感謝されうれしかった。帰還者が元住民の1割程度だと聞き複雑な想いである。段取りの良い作業は感心した。

・住める所と住めない所、見えない線があるということ。

・今回の活動で依頼主さんがとても喜んでいただいて、とても嬉しく思った。これからも福島支援を続けていただきたい。

・7月の解除を控えて、前向きに取り組んでいる家族があることを知って欲しい。福島の被災が現在進行形であることを知って欲しい。

・小高区は来月から帰還が可能となるが、その前となる今回の活動に対しては依頼者が帰還を前にし田雑草刈りを求めているのかどうか不明な点があった(kfopが訪ねたお宅だけでなく)。社協でも、こうした点をある程度明らかにすべきだろう。

⇒作業については、ご依頼に基づくものになります。社協は必ず事前に確認し立ち合いをいただき作業を行います。ご依頼者からの作業のお礼の言葉の通りです。色々な情報があります。正しい情報で理解していただくためにも情報の共有はして行きます。

・お役に立てて良かったと思います。

 

(7)今後の活動に期待すること(自由に)。

 ・7月、8月便、どうしても参加できませんが、これからも宜しくお願いします。

⇒もし、ご関心があるかたがいらっしゃいましたらお声掛け下さい。

 ・ニーズは変わってくると思いますが、必要とされる限り続けて欲しいと思います。

・神奈川県を中心に活躍する企業と連携し社員教育とボランティア活動という観点から共同企画としてボラバスを出せるようにしたい。

・支援の形もこれから変化して行くと思いますが、ニーズに合わた活動を期待します。

・小高のボランティアや視察、神奈川での支援等、企画、運営にかかるスタッフの皆さんのご努力にいつも感謝です。これからもよろしくお願いします。

・どんな形にしろ、南相馬にかかわって行きたい。

・東電の経営者にミスがあったことはたしかであり、その責任は負うべきであるが、東電のみに罪をかぶせて済むことではないと思う。私がkfopの活動に参加するのは、福島の災禍に対して、何か自分でもできることをしたいという気持ちからである。ほんの少しでもお役にたてればそれでよい。

・継続して福島県を支援してほしい。

・継続的なボラバス

・「帰還」が具体的になるに従って、福島の人々の気持ちは乱れており、複雑になっていると思う。「あゆむ会」も含めて「応援」について、何が考えられるか発信してほしい。

⇒ありがとうございます。

・発信するための力も必要です。現状の確認も必要です。それぞれに、皆さんの力を必要とします。伝えるべきことは多くあると思います。

・また、求められることは一緒に、です。ただし、私達は神奈川からになります。福島の今を伝え、多くの神奈川の方に関心を持っていただけたらと思います。福島に行って、自分で感じて、知って、それぞれに何ができるかを考えていただきたいと思います。

・当会としてはその為にも福島の現地に行っています。継続しています。スタッフも本業の仕事を抱え、また、何もしない中ではなく、同じ参加費も負担し、活動も伴う中で、続ける中で「視察研修便」、「講演会」、「美味しいふくしま伝え隊」、「市民活動フェア」での活動紹介もようやく実現しました。

福島の元気に!、福島の笑顔に!。よろしくお願いします。

 

(8)アンケート回答者
性別 女性:02  男性:09
年代 20代(01) 30代() 40代(03) 50代(02) 60代(05) 70代(01)

職業 会社員(07)・自営() ・パート(01)・ 家事()・フリー(03)・ その他()

経験 初めて()2-3回(01) 4-5回(01) 6-9回() 10回以上(10)

 

■収支

収入 支出
費目 計画 実績 費目 計画 実績
参加費 231,200 237,200 活動費※1 280,668 279,448
繰越金 49,468 49,468 - - -
目的寄付※2 0 6,000 - - -
収入計 343,200 292,668 支出計 280,668 279,448
収支※3 62,532 13,220

※1:活動費はバス代、高速代、バス運転手の仮眠所代、現地移動用レンタカー代

※2:初めて活動される方へのご目的寄付です。

※3:残額は今後の活動に充てさせていただきます。

 

■最後に

 

1.現地に行き、福島の今を少しでも良いので知ってください。

2.活動の中で、現地の方のお話を少しでもいいので聞いてください。

 

そして、活動するための資金は力です。私達は何もない小さな会、その中で皆さんの支援、参加により、続けることができています。これからも続けて行きます。

多くのご支援をお待ちしています。⇒ご寄付ご参加・ご支援、感謝します。

 

引き続き、福島の元気に!お願いします。

関心を持ち続けてください。 

 かながわ「福島応援」プロジェクト(kfop)