福島53便(南相馬25号)は、azbilみつばち倶楽部様の支援金を活用させていただく予定です(申請中、確定したら充てさせていただきます)。
当会活動は
・参加者の方に福島への想いと少なくない参加費をご負担いただいています。
・ご支援の皆様には福島への想いと多くのご寄付で支えていただいています。
・参加者、当会の会員、登録メンバーの皆様に支えられ、活動できていることに感謝いたします。
《活動の写真について》
被災された方々の心情に配慮し、参加者による活動中の写真撮影は原則として禁止としています。
ただしホームページでの活動報告に限り、現地の状況を知っていただき、関心を持ち続けていただくことを目的として、ご依頼主のご了解のもとで撮影、掲載させていただいています。
■活動の概要
(1)活動日 :2015年8月8日(土)
(2)天 気 :曇天(夜中の気温27℃)
(3)スタッフ:東、長崎、参加者
(4)参加者数:17人(女性:6人、男性:11人)
初参加の方4名
(5)現地往復バスNO:207、現地内移動レンタカー:2台。
(6)活動内容:南相馬市小高区、家財搬出、玄関回りの手入れ、玄関前の手入れ、伐木、玉切り、竹の伐採、側溝、草刈、ハウス解体、一部剪定、など
(7)活動者数:今回のお宅は、当会17人+10人(カリタスさん)+1人(個人)+3人(午後応援)=32人
※:参加者数はスタッフを含む
■活動の前に
活動に先立ち、原町区萱浜の綿津見神社に建立された慰霊碑(同地区では津波で109世帯中72世帯が家を流され77人が亡くなり・行方不明になった)と、小高区塚原の塚原公会堂の隣に建立された慰霊碑(16人が亡くなられた)に立ち寄り、参加者全員で黙祷させていただきました。
■活動の状況
今回便より
・出発時間を23時(集合22:45)としました。
・活動時間を1515とし1時間延長しました。
・常磐自動車道路を通行としました。
・レンタカー等の経費削減を図りました。
参加者のニーズ、当会運営の経費削減、バス会社さんのご理解いただき試行しました。次回便より本運行とします。
☆行程概要
22:50 横浜出発(参加者が既に全員集まったので出発)
23:50 守谷SA到着(40分休憩、次回便よりは20分休憩にします)
02:07 関本PA到着(15分休憩)~浪江ICを利用~
03:43 道の駅南相馬着
06:00 起床(当初06:30でしたが、今後も06:00にします)
07:40 出発(バス組、レンタがー組に分かれて出発)
08:15 萱浜慰霊碑、塚原慰霊碑で黙祷、出発
08:30 社協ボラセン着
~マッチング、活動先へ移動、活動
15:00 現地出発
15:20 社協ボラセンに全員戻り
15:50 お風呂(高見)着
16:35 道の駅南相馬出発(次回便より45分出発とします)
17:35 富岡IC
18:00 四ツ倉PA(20分休憩、次回便より15分休憩にします)
20:10 守谷SA着(40分休憩)
22:00 横浜着、解散
今回の活動ニーズは多様でした。
・家財搬出(ロッカー)
・玄関回りの手入れ
・門前の草取り、手入れ、一部剪定
・敷地右手の伐木、玉切り、竹の伐採
・敷地左手の側溝、草刈
・道を挟んだ土地の草刈、ハウス解体
活動ニーズは25名でした。
作業前に現場の状況を確認させていただきました。
ハウス解体場所を見て、あっけにとられました。
ハウス解体以前に、敷地が全部身長を超える2m位の草に覆われ、とてもではありませんがハウスには近づくことが出来ません。まずは、草刈が先!そんな状況。
作業を始めるに当たり、ご依頼主様にご挨拶をいただきました。
1.伐木・玉切・竹伐採(敷地右手)
参加者のGさんに仕切りをお願いし、Mさん、カリタスさんの3人で担当していただきました。
2.道を挟んだ土地の草刈、ハウス解体
参加者で経験者のKさんに仕切りをお願いししました。
ハウス解体はカリタスさんに参加の学生さんにお願い、その前に草刈です。
刈払機が不足しましたが、男性3人、女性2人が担当し、とにかくハウス回りを綺麗にして行きました。
3.側溝回り(敷地左手)と玄関回りと門前
全員で、敷地周りを綺麗に、前半は学生さんも一緒に。
時折通り雨がありました。
午後に、草刈機の方1名(地元の方)応援、さらに3名の草刈機の方の応援をいただき、ハウス解体場所の敷地(広いです)の平面場所とのり面の草を一気に刈取り。
人のパワーはすごいです。
ハウス回りも綺麗になり、いよいよ学生さんのハウス解体、用意に解体が進み、時間までには、綺麗になりました。
作業前の様子と、作業後の様子は見違えるほどのものです。
・伐木班:ご依頼の伐木、玉切、竹切、トン袋詰め完了
・庭門回り班:玄関回り・花壇も綺麗に、門回りもすっきり
・側溝回り班:先はもっとありますが、敷地部分を綺麗に、草も刈取り
・ハウス班:先ずは草刈すっきり、ハウスも撤去完了
私達だけでは、終われなかった作業ですが、地元のご参加の方(草刈機)、カリタスのみなさん、学生さん(広島から来られた1年生)、応援に来て頂いた草刈3人、また一緒に参加の個人参加の方、みなさんの力で作業を終えることが出来ました。
作業を終えて、ご依頼主様から作業させていただいたみんなにご挨拶をいただきました。
「朝とみちがえる程になった」
と、大変喜んでいただきました。
みなさん、福島は今、みなさんを必要としています。
みなさん、福島を応援しませんか。
帰路のバスの中で
・みなさんの感想を話していただきました。
・浪江町、双葉町、大熊町、富岡町を経由し、富岡ICより帰路に着きました。
途中の様子も見て頂きました。
福島に来てみないと分からないこと、沢山あります。
みんさん、自分の目、耳、体で感じてください。
(写真はご依頼主様にご了解をいただきました。)
■参加者アンケート
()内が有効回答数です。
(1)参加のきっかけ
a(14)福島でお手伝いしたかった
b( 1)街中掃除をしたかった
c( 5)日程や工程がよかった
d( 0)知人・友人に誘われたから
e( 2)その他
・住民のニーズがたくさん残っているから
(2)情報提供
a(14)ちょうどよかった
b( )少なすぎた
c( )多すぎた)
・蜂の情報ありがとうございました。
→参加者の方からの情報です。ありがとうございます。
(3)活動内容(遠慮なく)
a( 6)非常に満足
b( 7)満足
c( )不満
d( )非常に不満
・他のグループとの協力もあって、多人数で依頼主様の要請に応えられたことが良かった。
・行きの守谷SAでの40分休憩が長いと思う。
→ありがとうございます。
初めての行程で確認も含め実施しました。
バス運転手さんの必要休憩時間を確保し調整(短縮化)、反映して行きます。
・マッチング・移動後、活動開始までもう少しスムーズに進められるといいのでは。
→ありがとうございます。
・マッチングの時間は受入れ先の安全の説明もあり必要な時間となります。
・移動前の作業者確認、機材準備も他の活動先の方との調整もあり可能限最短で努力していきます。
・活動開始前の現地状況確認、作業分担の再確認、安全周知など、最低限の確保の上で、出来るだけスムーズな活動開始へ努力して行きます。
⇒みなさんの活動スタッフとしてのご協力を是非お願いします。必要です。
・今日は内容が多かったと思います。もうすこしやりたかった。
→ありがとうございます。
今回諸々調整(バス会社さんを含めて)を進め活動時間を1時間延長できました。現時点での最大限(参加費、時間等)になりますが、効率よく作業をさせていただき、ご依頼主に応えることのできる作業をして行きたいとおもいます。
また、”もうすこしやりたかった”、そのお気持ちは是非次回に繋げていただければと思います。みなさんの周りの方に伝えていただきたいと思います。必要です。
参加者はまだまだ足りていませんね。どうでしょうか。
(4)活動時間について(遠慮なく)
a(15)今回と同じがよい
b( )定時(16時)まで活動
c( )その他
・約1時間活動時間が延びたとのことで午後からの作業が計算できる。
(5)今後もkfopのボランティアバスに参加しようと思いますか(遠慮なく)。
a(14)参加したい
b( )参加したくない
・出発時間が遅くて活動時間が長いから。
・現在kfopの福島便しかボランティアに参加していない。
・横浜から出発する便はkfopしか知らない。
(6)今回の活動について感想・意見・伝えたいこと(自由に)。
・我々の活動に対して、家主(依頼主)さんが大変よろこんでいただいたことが良かったと思いました。
・常磐自動車道路経由で、小高町に行けて時間的にも。また帰路の浪江か~双葉~大熊町の様子も伺えて大変勉強になった。ふだんの生活が突然断ち切られて移転させられた人々のかつての生活と産業の場が緑豊かな自然の中に残る姿を多くの人に知らせたいと思った。
・何の機械も使えなくてお役に立てないのですが、鎌で草刈が出来たのがうれしかったです。お天気も曇りで暑くなく活動にはもってこいでした。入浴も出来てYさんのザックも見つかってすべてがよかったです。カリタスに参加の生徒さんやKさんと作業ができたこともいい経験になりました。何よりも家主さんに喜んでいただけたのがうれしかったです。双葉町、大熊町を通って、現状を教えていただけたのも勉強になりました。
・もっと多くの若い人達に福島の今、現状を見て感じてもらいたい。そのために若い人向けの情報発信をして下さい。年齢ではなく、考え方もしくは常識的でない考え方。
・慰霊碑に寄れてよかった。ご依頼主にお会いできてよかった。バスの中でのアンケートは書きに辛いです。
⇒ありがとうございます。
WEB・スマホからのアンケート入力ができないか、ツール(Form)作成が出来る方がいたら是非ご協力願いたい。
・初めて参加でしたが、皆さんにフォローいただいたおかげでリラックスして活動できました。南相馬の街並みや住む人々の様子を自分の目で見ることができ、勉強になりました。機会があれば、是非とも2回目、3回目の参加をしたいと考えています。
・ボランティアセンターに今のニーズの状況を聞いたところ、今の残数は210件くらい。今年の5月ごろから増え始めた(戻る準備を始めているのかな・・・)
・天気も応援してくれ、気持ちよく活動できました。指示の仕方、テキパキと、学ぶことがたくさんありました。kfopでは長崎さんのつけ物、カレーせんベー、女性でも機械を使うなど、活動だけでなく人として、学べるボラバスだと思います。
⇒ありがとうございます。多くのみなさんに支えられています。
・ボランティア活動の重要性は言うまでもありませんが、この地域の現状を自分の目で見てびっくりしています。
⇒バスに拘っている理由です。一人でも多くの方に自分の目、耳、体で今を感じてほしい。伝えて欲しいと思います。
・出発時刻は今まで通り22時とし、その分道の駅等で仮眠時間を長くしてもらった方が良いのでは、睡眠は当日の作業に影響を与えるので。
⇒ありがとうございます。途中の守谷での休憩時間を短縮します。色々な方のご意見も反映し今回実施しました。経費削減も含めています。今後も状況、改善点など確認し進めて行きたいと思います。
・車送迎を助けていただいた方に、何かkfopとしてお礼ができたらいいと思いました。
⇒ありがとうございます。今後考えて行きます。
・活動時間が3時までになった事で活動がやり易くなったと思います。初めて6号線を通って、双葉、大熊町の景色を見てとてもショックでした。現状を見ることができ、有意義でした。
・出発時間を1時間遅らせ、かつ活動終了時間を一時間延長できたのはとても良かったと思います。降らず(ちょと降ったけど)照らずでいい活動日よりでした。
・常磐道R6を通行できたのが良かった。浪江町、双葉町、大熊町、富岡町と現状を見ることが大事であると感じている。
・15時まで活動し、6号線で富岡町まで帰ったのはとても良かったと思う。レンタカーのドライバーさんの時間的余裕がないのが気になる。ボラセンから現場まで遠い場合には上がり時間を早めるなど余裕を持たせたい。
⇒ありがとうございます。道の駅の出発時間を10分繰下げ可能な範囲で調整して行きます。
(7)今後の活動に期待すること(自由に)。
・行き帰りの時間、活動時間も満足しましたので、次回以降も同じルートでの運行をお願いします。
・半期毎に計画する研修で自治体、被災者の団体、被災者個人の意見を現実を聞きたい。新たなインターチェンジが必要な理由の一つに「汚染度の運搬」と言うことを聞くとつらい。では、どこが受け入れてくれるのか、いつどういう条件で?。
・福島の最新情報を知らせていただきたい。
・本当に困っている方々のために出来るだけ多く活動をしたいと思っていますのでよろしくお願いします。(個人ではなく組織として)
・継続して行くことが何より大事だと思っています。今後も微力ながら協力させていただきます。
・チェンソーで活動する時の安全面についてです。ヘルメットは必ず着けた方が良いい(特に高所では)。チョプス(作業用防護衣 チャップス)はkfopで2着ぐらいは持っていてもいい。
⇒ありがとうございます。当然のことですね。講習受講+経験者で作業を分担していますが、確認、指示の徹底を再度行います。防護衣についても負担含め検討して行きます。
・月一のバス、大変ですがよろしくお願いします。
・長く続けていただきたい。
・バスを出し続けてください。スタッフのご苦労にいつも感謝です。
・集合を遅く出来たのも、長く活動できたのも、経路を変え常磐道、6号線を利用したから。常磐道、6号線利用にご理解ご協力いただいたバス会社さんに感謝します。ありがとうございました。
・待っている人たちがたくさんいることを広報することが大切ではないでしょうか。
⇒ありがとうございます。
みなさんから周りの方に、押しつけとならずに是非一人でも多くの方に伝えてください。参加されたみんさん一人一人の言葉が大きな声、伝えになります。是非伝えていただきたいと思います。
(8)今回便の参加者状況
性別 女性:6 男性:11
年代 20代( ) 30代(1) 40代(3) 50代(6) 60代(3) 70代(1)
職業 会社員(5) 自営業(1) パート(3) 家事( ) 定年・フリー(2) その他(2)
経験 初めて:4 2-3回( ) 4-5回(1) 6-9回( ) 10回以上(11)
■収支
収入 | 支出 | ||||
---|---|---|---|---|---|
費目 | 計画 | 実績 | 費目 | 計画 | 実績 |
参加費 | 230,400 | 217,600 | 活動費※1 | 295,716 | 279,581 |
収入計 | 230,400 | 217,600 | 支出計 | 295,716 | 279,581 |
収支※2 | ▲65,316 | ▲61,981 |
※1:活動費はバス代、高速代、バス運転手の仮眠所代、現地移動用レンタカー代
※2:収支の不足分は、azbil みつばち倶楽部様の支援金を活用させていただく予定です(申請中、確定したら充てさせていただきます)。
■最後に
現地に行き、福島の今を少しでも良いので知ってください。
活動の中で、現地の方のお話を少しでもいいので聞いてください。
私達は小さな団体ですが、皆様のご支援、ご参加により、活動を続けることができています。これからも続けていきます。多くのご参加、応援をお待ちしています。また、ご寄付でのご支援に感謝します。
引き続き、福島の元気に!
関心を持ち続けてください。