2014.03.21 福特8便(南相馬8号)活動報告


《活動の写真について》

被災された方々の心情に配慮し、参加者による活動中の写真撮影は原則として禁止としています。

ただしホームページでの活動報告に限り、現地の状況を知っていただき、関心を持ち続けていただくことを目的として、ご依頼主のご了解のもとで撮影、掲載させていただいています。


南相馬市生活復興ボランティアセンター(社協ボラセン)での活動です。

 

活動の概要

(1)活動日:2014年3月21日(金・祝)

(2)天気:晴れ、気温:+4℃(夜)

(3)スタッフ:戸沢、大和田

(4)参加者数:20名(男性11名、女性9名、初めての方5名)

(5)バスNO:207、レンタカー:2台

(6)活動内容:屋外の農作業小屋の片づけ、稲を干す竹の処分

 

活動の状況

怪我なく活動ができました。

夜の天気はまずまずでしたが、現地活動中(日中)に雪が深々と降り始めました。

 

ご依頼主様

・相馬市内の仮設に避難されている。

・昨年度に活動させて頂いたお宅のお隣でした。

・農作業小屋が倒れたままでありその撤去及び稲を干す竹の処分

(小屋の中に太い竹があり、まずはその処分)

 

感じたこと

農作業の小屋が崩れたまま、ご家族での片づけは難しいですね。小屋の中には、沢山の稲を干す竹と思います、太い竹が崩れた屋根の下敷きになり何本もありました。再利用できるもの、水にぬれて腐ってしまい使えないものなど、短く切って処分。もう、農作業で使われないのでしょうか・・・。のどかなところです。

 

雨が心配でした、足場もぬかるみましたができる範囲でのお手伝いです。昼食を取っている時間に、雪が・・・、だんだんと深々と降ってきました。作業は13時で一旦終了することの判断となりました。

 

お宅の中もまだ片付いては居ない様子でした、同じく大分傷んでいます。今後どのようにされていくのかも気掛かりです。

 

作業後に言葉を頂き、引き揚げました。残った作業は、天気の良い時に、再度作業は継続させて頂くことと思います。

 

(記:なべ)

 

参加者による振り返り

 

・自分の目で見ることが良かった。車・瓦礫等まだある。

・天気が悪くて作業はあまりできなかった。次へ。

・石巻・亘などに行ったことがあるが、南相馬・福島はまだまだ。

・竹をチェーンソーで切るが、作業スペースの注意が必要。

・短い時間の作業でしたが、それでも一歩でも前に。穏和に接して頂いた。

・一年振り、まだまだ変わっていない、おばちゃんが深くお礼を言っていただいた。

 

参加者アンケートより

 

・天候により作業が短時間となりましたが、少しでもお役に立ててうれしいです。都合が付けば改めて参加します。

 

・福島の地で、福島の方のお話しを聞く機会を数回作って頂けたらと思います。(活動の前後に30分程)

 

・宮城県を主に訪問していましたが、南相馬を訪ねて、お話を伺う中で、震災の原発事故による爪痕が深く残っている事に衝撃を受けました。時が経った今も様々な立場に置かれているのだと再認識する機会となりました。福島が本当の意味での復興を終えるのはまだまだ時間を要することと思います。

 

・何より、現地のおばあちゃん、お父さん、お母さんの喜んでいらっしゃる気持ちを感じれてよかった。関東でも応援できることがあると思うので、積極的にお手伝いをして行きたいです。

 

・2~3泊の活動もあると良い。

 

・初めての南相馬、現地の人に直接役立つことは自分自身学ぶことが沢山ある。

 

・天候悪化で活動時間が短かったのがとても残念でした。ただ、とにかく長く続けることの大切さを改めて痛感し、自分もできる限り続けたいと思いました。

 

・チェーンソー使用時の周囲の安全確保に少し気になった。

→他の方との協働作業時の安全管理には今後も十分に注意を払っていきます。当会スタッフはチェーンソー使用の特別講習を自費で事前に受講しています。取り扱う必要がある場合は安全管理を十分に払うことを再認識して行きます。

 

・東北のボランティアは初めての経験でしたが、実際に自分の目で現地を見れて良かった。

 

・初めての被災地でのボランティアということで不安が多かったのですが、初めての人でも参加しやすい環境だったので安心しました。

 

写真

※活動中は写真を撮影していません。

 

最初の3枚のデッサンは、参加者の関根さんが描いて下さいました。当日の作業の様子、ご挨拶、雪の様子が描かれています。