福島復興プロジェクトチーム「花に願いを」とは、東京電力福島第一原子力発電所の事故から2か月後に、福島市にある曹洞宗 松柏山 常円寺ご住職の阿部光裕さんが立ち上げたプロジェクトです。活動の経緯については、曹洞宗の公式サイト内にある活動紹介をご覧ください。
「花に願いを」の街中掃除の活動に継続して参加
■活動日時・天気・スタッフ
・出発日時:2013年6月21日(金)22:00
・活動日時:2013年6月22日(土)晴れ・暑かった
・現地到着:08:30、活動終了:14:30、帰浜:21:00
・スタッフ:なべ
■活動場所・内容
・福島市内
・ホットスポットの除去作業
■参加者
・総数:22名(初参加6名)
・男性:13名(初参加3名)、女性9名(初参加3名)
■活動状況
5月に活動したが完了していなかった向い側の道路の作業をさせて頂いた。点在するホットスポットを、事前計測の資料を元に確認しながら特定し作業に当たりました。地元の参加者(会社勤務の方)も加わり一緒に作業を進めさせて頂いた。歩道のひび割れたところ、フェンス際など、染込んでいていくら処理しても線量が下がらない箇所が多数ありました。
一区切りを付け、駅前を通りさらに街中に入り作業を進めました。道路のひび割れ箇所に染み込み高い値、側溝の水の流れの下手・溜まる所で異常に高い値、再度溜まったのか初めからなのかは分かりません。
通りすがりの方など、5月活動まではご挨拶される方も少なかったのですが、今回よりみなさんご挨拶の声を掛けて下さいます。5月19日(日)での自主的活動が広まったと感じました。
■振り返り(参加者より、箇条書き)
・5月活動までは通りすがりの方などでご挨拶される方も少なかったが、今回よりみなさんご挨拶の声を掛て頂いた、良い感覚を感じた。
・なかなか終らない、きりがない感じがする。他に浜通りとかさらに必要とされることがあるのでは。
・きりがないながら、続けることは大切。福島に役に立てることがあれば続けたい。
■参加者アンケート(参加者の主観による感想です)
・作業の服装に付いて地域の方が普通な作業着での活動、私たちの作業スタイルに違和感を感じた。地元の方と溶け込む作業スタイルにすべきではないか。ボランティアの都合ではなく福島に本当に必要なことを考えるべきではないか。
→その通りかも知れません、でも私たちはボランティアで作業をさせて頂いています。ボランティアをさせて頂くためには守るべきことが幾つかあります。それなくしては逆に地元の方々にご迷惑、またお手伝いが出来なくなるかもしれません。長く、そして福島の方々のお手伝いが出来るための判断です。さらになぜ、を知って頂くと良いかと思います(不明点はご質問下さい)。
・地方の方と一緒の作業が出来、またお住いの方々の声が聴けて良かった。月一回のバスのほか県内支援の輪が広がればいいと思う。やむにやまれぬ事情で神奈川に来られている方に何か楽しいことがあれば良いと思う。
・他のボランティアの方々と一緒に活動できて良かった。特別な話をしたわけではないが。
・活動する作業装備は夏季とても大変、体調を壊しそう。理由は理解しますが、規定緩和があると良いと思う(個人的に)。福島の観光も交えた活動もたまにあると楽しみ。
→その通りかも知れません、でも、ボランティアをさせて頂くためには守るべきことが幾つかあります。それなくしては逆に地元の方々にご迷惑、またお手伝いが出来なくなるかもしれません。長く、そして福島の方々のお手伝いが出来るための判断です。さらになぜ、を知って頂くと良いかと思います(不明点はご質問下さい)。
・バスに乗せて福島で活動させて頂くだけで良いです。
・地元の方の活動が見えてとてもよかった(ある意味安心した)。
・南相馬方面とか他の地域も活動対象として頂けたらと思います。
→ありがとうございます。昨年活動を行っております。冬季の現地ニーズが少なくなることもあり中断となっています。また、バスを出す為にはスタッフが必要です。皆様のご協力(スタッフ)が頂けると再開が出来るかと思います。是非ご協力ください。
・この活動プラス、夜夏祭りに参加して子供達と遊び、子供達と道取りボランティア等なんでも良い、福島の人にふれあえるボランティア。
・今回の活動がどれほど役立っているのか、砂浜の一粒の砂を移すように思えます。でも、アクションを起こすことが前につながると思います。今後もバスを出して頂けると福島に関わることが出来そうです。
■最後に
地元の方々による自主的活動により街の方の受け止め方が変わったように感じました。ホットスポットの問題はまだまだ解決はしませんが良いことと感じました。
これだけ続けていても終らない、切がない感じは事実ですが、しかしながら何もしなければホットスポットはそのままホットスポット、ちょっとした作業でも除去できるのであれば除去することがそこに住む方々にとってよいことと感じます。
その環境に住む方々の心情は我々には知りえないほどのストレスにあると感じます。制限のある地、住んでいる地。元に戻して欲しい、そして安全に暮らしたい、みんなの願いは同じと思います。
(記:なべ)