2012/12/22(土)、福島市の「花見山を守る会」にて、裏山整備のお手伝いと合わせて、当会からご提案した「クリスマス餅つき」や「ミニミニコンサート」を開催する予定で訪問しました。
当日朝、東北自動車道の安達太良SAを出発した頃からちらつき始めた雪が、福島市に入ると小雨に変わりました。このため、残念ながら裏山整備は中止となりましたが、まずは参加者全員で「花見山を守る会」の高橋代表のお話を伺った後、裏山の状況を見せて頂きました。この日も天気が良ければ、車や人が坂を上りやすいように木屑を巻く作業を予定していたようです。私が6月に訪れたときと比べて、植樹された桜の数はかなり増えていました。
裏山から戻ると早速、餅つきの準備が始まりました。今回は食べものを扱うため、衛生管理には十分に気を遣うようにスタッフと参加者に周知徹底しました。餅米を蒸したり、お雑煮やお汁粉を大鍋で煮たりといった下準備は、花見山のスタッフの方々がしておいてくださったため、kfop参加者も現地の皆様と一緒に、餅つき、丸め、お椀への盛り付けなどを次々にこなします。どれも、やってみると見ている以上に難しく、慣れない手つきの私たちに現地のお母さん方からビシビシと指導が入ります。餅つきは予想以上に体力が必要で、本来の予定どおりなら男性陣は裏山整備に行っているはずでしたが、交代要員が多くてむしろ良かったのではないでしょうか。昼頃になり、「私にも、つかせて」とお申し出頂いた男性は、なんと毎年7臼は餅をつくという大ベテラン。餅つきのコツを色々と伝授して頂きました。この方は車で30分ほどのところにお住まいで、花見山には時々お手伝いに見えられているそうです。
一方ミニミニコンサートは、事前に練習を重ねてこられたkfop参加者の鎌田さん(ギター)と岩崎さん(リコーダー)、そして飛び入りでボーカルも加わりつつ、足湯がある一角をお借りして、クリスマスソングなどを演奏しました。サンタやトナカイのコスプレも喜んで頂き、一緒に記念撮影をされる方もいたそうです。お子さん向けに用意した袋詰めのお菓子も喜ばれました。
またこの日、スタッフの村上さんから、NPOザ・ピープルが中心となって運営されている「いわきオーガニックコットンプロジェクト」をご紹介し、いわき市で無農薬栽培され収獲された和綿で作られたコットンベイブというマスコットをkfop参加者と花見山を守る会に寄付させて頂きました。このマスコットには和綿の種がそのまま入っているのですが、5月下旬頃から栽培して綿花が収穫できたら、再びこのプロジェクトにお返しすると現地でのものづくりに使って頂けるそうです。
(記:東)