■活動詳細

三連休初日である9/16の8:30頃にVCに到着すると、すでに50人ほどボランティアが集まっていました。QRコードで受付の手続きをして待機していると、8:50から受付開始されました。

浸水被害が大きかった地区では駐車できるスペースが限られているところも多く、サテライトが開設されてVCからマイクロバスでのピストン輸送となっていましたが、今回はサテライト経由ではなくVCから車に乗り合わせて行く案件に割り振られたので、同じチームになった方の車に同乗させていただき、比較的スムーズに9:30頃には作業に入れました。

場所は白水阿弥陀堂から徒歩5分ほどの市営住宅で、新川沿いに10棟以上ある建物はすべて浸水した様子でした。建物の間にある通路には泥が堆積したままで、雨が降るたびにグチャグチャになっているようです。周辺道路も路側帯に陥没がある状況でした。この市営住宅については市が取り壊しを決め、近いうちに別の市営住宅に転居しなければならないそうで、そのための片づけ、搬出が必要となっています。

今回の案件は高齢者の単身世帯ですが、依頼されたのはご家族の方で、この日は身内の方々3名がお手伝いにいらしていました。依頼内容は、物置と家の中のものを片付けて道路前に搬出とのことでしたが、家の中はご家族でやるとのことで、庭先からの搬出をさせていただきました。転居先が未定のため、何を持って行けるのかまだ判断がつかないご様子で、その日のうちに全部を片付けずに一晩かけて整理したいとのことで、継続案件となりました。

当初3名で作業していましたが、休憩時にVCと連絡を取った後に追加で4名来られました。しかし前述のような状況なので、午前11:30でいったん（白水阿弥陀堂の駐車場で）待機、昼食をとり、13:00に現場に戻り、処分するものだけ搬出して、13:30に活動終了しました。メンバーは全員、災害ボランティア経験者で福島県内の方々でした。

待機中に時間があったので白水阿弥陀堂の入口まで行ってみました。敷地内に流れ込んだ水はポンプでほぼ排出されたようですが、元々ある池は泥で満ちていました。白水阿弥陀堂の駐車場では、消防団の消防車がたくさん待機されていて、必要に応じて災害ごみ集積所までの運搬などに対応されているようでした。白水阿弥陀堂は現在、入口から先には入れないのですが、被害をご存知ないのか、観光に来たらしき方も何組か見かけました。