9/2-3 かながわ消防防災フェア参加報告

2023年9月2日から9月3日の週末に、横浜市にある神奈川県庁と象の鼻パーク周辺で、「関東大震災から100年 かながわ消防防災フェア」が開催されました。このフェアに、かながわ県民活動サポートセンターの呼びかけに応じて、かながわ災害救援ボランティア活動支援室登録団体のうち6団体が展示等で参加しました。

 

消防防災フェアということで、消防学校や県下の各地の消防団が日を分けて参加し、震災発生時の消防や救急活動をおおいにPRしていました。

 

はしご車の籠への試乗体験は大人気で、抽選で選ばれた人や子どたちが高い空から歓声をあげていました。また、象の鼻パークでは、各地の消防団が出展した小型消防車にたくさんの家族連れが次々と試乗し、数十メートルほどの乗車体験でしたが、大喜びしていました。翌日には、交代した消防団がエンジンと水槽を用意して消火器使用訓練を行い、直径4cmほどのホースで子どもたちに放水させていました。

 

防災関係では、県庁舎の会場でVR(バーチャルリアリティ、仮想現実)を活用し、津波や、屋内の家具の転倒被害の状況を見せていました。また、象の鼻パークでは、神奈川県の防災課が手製のダンボールのトイレで黒いビニール袋に固化剤を撒いてペットボトルの水を注水し、固化させる実験を行っていました。子どもたちが実際にビニール袋を握って、感触を確かめていました。

 

かながわ災害救援ボランティア活動支援室登録団体の展示内容は、パネルや映像の展示が多かったのですが、説明員が適宜質問に答えたり説明にあたったりするのでなければ、パネル展示のみでは説得力はないのではと感じました。その中で、復興ボランティアタスクフォースは、満水の20㎏のポリタンクを滑車を使って持ち上げる体験ができる展示を行っており、子どもたちが滑車の力を借りて挑戦し、消防関係の各種体験に劣らず大人気でした。

 

11月に予定されている市民活動フェアの弱点の一つに、子どもを対象とした企画がないことが挙げられますが、すぐには無理としても、今後、子どもや子育て、健康などをテーマにした企画も必要だと感じました。